今回のテーマは、私が現役の頃に先輩のダンサー達を観て学ばせて頂いた事でもあり、又自分の人生の要所々々で目にするものですが、
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世の中には、誰かに憧れたり、他人の持っている何かを自分も欲しくて、或いは自分も持っている様に見せたくて、他人のコピーをされる方々というのがおりますが、
そういう方は、決してその "コピーをした方" や "コピーをしたもの" を超す事はできないというお話しです。
《 ゚Д゚》!!
最初は誰もが「学ぶは真似る」から入るのですが、自分である程度の実力が付いて来たら、今度は「自分のオリジナル」の探求に入るというのが、自立した人間の歩む道になるのですが、
そこに気付けずに、いつまでも他人崇拝をしている人間というのは、どの世界にもいるものですね?
(特に宗教などの世界などは、実に多くて驚きます!)
動機は何であれ、人のコピーをする=「他人のオリジナル」に近付こうとすればするほど、その方は「自分のオリジナル」からは遠く離れてしまうのですが、ご本人がいつまでもその事に気付けずにおりますと、
それは絶えずその方が、目標にした人へのコンプレックスを無意識に抱いたまま、自分のオリジナルではない「他人のオリジナルをコピーをする人生」を送ってしまうだけになり、
本来のご自分が、自分の中では「蚊帳の外」という様な人生になってしまうのです。
(;・・)
私達が思わず「真似をしたい!」と憧れてしまったり、「この人には敵わない」と思わせてくれる素敵な先人の方々は世界中に沢山存在致しますし、
人は人によってしか導かれない訳ですから、非常に有り難く感謝すべき貴重な存在であるのですが、
でもその方達の真似をしているだけでは、その方々を超すどころか、同レベルにも近付けないというのが何故なのかというと、
それは、先人達がお持ちの「自分のオリジナル」というものを、コピーする人間が持つ事は無いからなのです。
(^^;
ですので、どんなに人のオリジナルのコピーが上手くても、その方は「本物」にはなれないという事だと私は思いますし、
見る方が視ると、そういう人の「浅はかさ」や「拙さ」などが浮き彫りになって観えてしまうので、全く魅力を感じないのです。
やはり人様のコピーでは、オリジナルの方の持つ存在感や重み・深みといった「説得力」には届かないものなのでしょう。
《 ゚Д゚》!!!
「 鶏頭となるも、牛尾となるなかれ 」
(鶏口と為るも、牛後と為るなかれ)
「真似をしたい!」と思わせてくれた素晴らしいお手本の方を、例え自分は超せないと感じたとしても、
自分のオリジナルを大事にする方は、いつか自分が憧れた人と同じ様に、今度は自分が人から「あの人の真似をしたい!」と思われるパイオニアになって行くのでしょう!☆彡
人にそう思わせてくれる人間は、自分のオリジナルを持った「本物」の人だけなのです。
☆_(_☆_)_☆
何か、優しげで柔らかな空模様 ♡
空は、日々雲によって表情が随分変わります♫
(^^♪
他人のコピーをされる方には特徴があります。
それはご自分の仰る事や書かれる事に「一貫性」が無いというもので、
トータルで拝見していると、そういう方というのは人の言う事に影響されては、ご自分の中がフラフラフラフラされているというのが分かります。(笑)
(?・・) ~ ?★□?♦◎☆?
そういう方は、感情的にご自分の私情でものを言う時と、そのコピーされた方の言葉や考え方を借りてものを言われる時のお顔 (表現) が全然違うので、
人からコピーしたものが「自分のものになっていない」事から来るチグハグしたその違和感は、見る人が観ればすぐ分かります。
(^^;
何にせよ、自分の経験から実感で得たものではなく、自分で気付いて発見したものでない「人からの借り物」で、安易に自分の考えをコロコロその場で変えたりしてものを語る事は、
私には大変恥ずかしく感じてしまう「したくない」行為の一つではありますが、
世の中にはそうでない人の方が、断然数が多いというのも、悲しいかな事実である様に私は感じます。
( ・・) …
皆様、勇気を持って、もっとご自分のオリジナルを大事に致しましょう♫
私達はそれぞれが独自の個性に溢れた、世界に一つだけのパイオニアなのですから…!☆彡
各自がその事に目覚めて行くと、もっとお互いを認め合う事ができて、ご自分も世の中も楽に楽しくなって来るはずです♫
☆_(_☆_)_☆
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年