玄関ドアをあけると、ちょっと暗めな、トルコ・カッパドキアの洞窟ホテルのような空間が視界にひろがります。壁や天井をザックリとした質感の珪藻土で仕上げているので、外から入ってくると、涼しげなしっとりとした印象をうけます。この家では、玄関の土間部分も珪藻土のタタキ仕上げにしているので、より空間に自然に溶け込んでいます。
玄関左手には、靴以外にもさまざまな物がしまえる玄関収納を、壁面のように設けました。その一部をくりぬいて飾り棚を設けたところ、写真のように、クライアントが旅先で購入された小物などを飾られているようです。とても小さなスペースですが、玄関のアクセントとして一役かっていますね。
村上建築設計室