五節句「人日」の考察 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:婚活

舘 智彦
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
舘 智彦
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
舘 智彦
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

五節句「人日」の考察

- good

  1. 人生・ライフスタイル
  2. 婚活
  3. 婚活全般
講習
「人日」の考察

奇数を陽とする考え方が古く中国に在りました

中国の風習が伝わり

日本の風習と合わさり

五節句となりました

五節句は陽が重なる日です

3/3 5/5 7/7 9/9 です(1月は7日)

ちょうど季節の変わり目ですから

季節の変わり目は邪気が多いので

邪気を祓う行為が必要でした

3月は「桃」

イザナギがイザナミの死を悲しんで

黄泉の国まで会いに行き

見てはいけないイザナミの変わり果てた姿を見た

追いかけてくる邪気に桃を投げて逃れた事からも

邪気を祓う供え物に桃があげられます

5月は菖蒲 刀に見立てた物で邪気を祓う

7月は笹 9月は菊です

1月も1日としたいところですが

1・3・5は神様がいらっしゃるので遠慮して

いよいよ奇数の重なるこの7の日を

1番目の節句にしたのですね

邪気を祓うのが七草

春の息吹を体に取り込むことで邪気を祓う

「人日」としたのは

Ⅰ日が鳥 2日が犬 3日が亥 4日が羊 

5日が牛 6日が馬の日とした中国のならい

新年の始めには

それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていたそうです

調べきれていませんので書きませんでしたが

この先は私の推測です

この風習が伝わったのと日本古来の年神様を迎えるお正月

これらがあわさって

神様がいらっしゃるこのお正月は

普段は食用とされているこれらの動物を

殺さないようにするこの中国の習慣と

松の内の明ける7日をあわせて

神様から今度は人間を中心にした日

つまり日常に戻して行くという節目の節供が

「人日」なのではないかと思います



いわれを知れば謙虚な気持ちになって

自然を慈しんだり

何か目には見えないものに対して

畏敬の念を感じたりする事ができます

傲慢にならないですみます

そう言う気持ちが持てたら

「私が私が」がなくなり争いがなくなり

平和になるのではないかと考えて

マナーや日本の伝統行事などをお伝えしています

最近 ようやくみなさまが

その事に耳を傾けて下さるようになってきました

時代が欲しているのかもしれませんね


みなさまは「七草がゆ」召し上がりましたでしょうか?




君がため 春の野に出て 若菜摘む わが衣でに 雪は降りつつ