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子どもの頃の記憶を辿って
私なりの書き方で書いてみます
オー・ヘンリー作 賢者の贈り物
今日はクリスマスイブです
貧しい夫婦にはクリスマスプレゼントを買うお金がありません
しかし 買ってあげたい物はありました
夫は妻の美しい長い髪に飾る「櫛」でした
「彼女の美しい髪に髪飾りがあれば・・・」
クリスマスの近づいたある日
夫は思いきって懐中時計を売りました
そして妻のために
それは美しい櫛を買いました
胸にその櫛を大事に抱えて帰りました
妻は夫を迎えました
夫はビックリしました
そうなんです
妻の美しい髪は
ばっさり切られて耳の下で揺れていました
妻はとてもうれしそうに
ひとつの包みを差し出しました
夫も妻にひとつの包みを差し出しました
夫は包みをあけました
「あっ！」
妻も包みをあけました
「まぁ～！」
二人は顔を見合わせて笑いました
クリスマスイブの小さな部屋には
ご馳走もツリーもありません
でも
いつまでも
微笑みながら寄り添う影が
淡い光の中にきらきらと輝いていました
メリークリスマス！
今夜
あちらこちらで
優しい笑顔がかがやきますように・・・・
物語とは関係がありません
一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/
一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
橘 凛保（Riho Tachibana）
