こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
クライアントさまからのご質問で比較的多いのが
「私は共依存でしょうか?」
というものです。
カウンセリングをお受けになる前に、ネットで色々とお調べになって、不安を募らせているのですよね。
共依存というのは、人の気もちを察知するレーダーの感度が抜群で、その分自分の気もちや自分の状態が見えていない状態とでもいいましょうか・・・
自分に対して
「そのままでいいよ~」
「ここに居てもいいんだよ~」
と思えないので、とにかく他者から認められようと頑張ります。
正しくあろう、役に立とう、愛されよう、必要とされよう、相手の望むような自分になろうと必死です。(ここで感度抜群のレーダーがフル稼働します)
そうしているうちに、自分のことと相手のことを分けることが出来なくなっていきます。
だから、自分と相手の間にある境界線が曖昧になってしまいます。
どこまでが私の領域で、どこまでが相手の領域なのかがわからなくなってしまいますから、ベタ~っと密着しすぎた関係になります。
本人は、それを親密感や愛の証だと思い込んでいることが多々ありますが、相手にとっては息苦しかったり、重かったり、怖かったりするので、頑張れば頑張るほどストーカー扱いされてしまうこともあるようです。
相手との間に一線を引くことが出来ないので、自分の領域に相手が侵入するのを許してしまったり、自分が相手の領域に踏み込んでしまったりします。
そのため色々な問題が起こりやすいです。
相手がイライラしていると自分のせいだと責任を感じて、ヘコヘコしたり、謝ったり、お金や物をあげてご機嫌とりをしてしまったり・・・
相手のケータイや手帳を勝手に見てしまったり・・・
相手の気分を害したくなくて、セックスを断れなかったり・・・
「私が何とかしてあげなくちゃ」と相手の問題を肩代わりしたり・・・
子どもの生き方に、良かれと思って口を出し過ぎてしまったり、そんな親からの干渉を拒否できなかったり・・・
↑
ほんの一例ですけどね。
もっとも、誰の中にも共依存的な要素は存在します。
ですから、ここに挙げたことがご自身に当てはまるからといって、慌てることはありません。
でも、もし今、しんどくてもひたすら相手の気もちを満たそうと頑張り続けているとしたら
「どこまでが私の領域なのか?」
ということについて意識する必要があるのかもしれません。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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