「あ～カナダ！　教育に良い国！」

インドネシア、ジャワ島中部の町チレボンで、地元の人たちの反応です。

Dari mana? どこから？

カナダ人の相棒のRobertが　Dari Canada 「カナダから」と答えた時の、地元の人がまず発する反応。

Ah, good for study!!

Robertの地元、カナダ・アルバータ州大平原の小さな町で始めた「新たな高校留学プログラム」を「ど～ん」と押されるようなエネルギーをもらいました。

イスラムの色濃い小さな町で。

驚きと感激と同時に「やっぱり！」とニヤッとしてしまいました。

疑問を持ち、自分で考えて答えを見つけて行く能力を完全に破壊し、みんなと同じである事実を暗記させ、従順なロボットを作成するような日本の教育制度。

その中でも何とか光ろうとする能力を、英語という論理的言語を駆使し、多く救い上げて来ました。

３５年間。

この国の教育は全く変わりませんでした。

今度の選挙でも、「教育」はおきざりです。

このような情勢に呆れ果て、私たちの力をこれ以上無駄遣いしないためにも、大きく軸足をカナダに移す「新高校留学プログラム」をスタートさせます。

日本では破壊されてしまう想像力と創造力を持った子供。

世界レベルの能力、クリティカルシンキングを学びたい子供。

日本の教育に大いなる疑問を持ち、子供を脱出させる最適な方法を探している親たち。

などなどの方の窓口、そしてカナダコミュニティを挙げての受け皿が出来上がります。

カナダ・アルバータ州大平原の小さな町に。

2015年．

正に「あ～カナダ！　教育に良い国。」をそのまま享受できる、日本人のための全く新しい留学モデルが完成します。

インドネシアに話が戻ります。

今民主化と経済成長を目指して急激に伸びている国です。

子供の数も多く、「教育」を何より大切だと位置づける親の国です。

増えている中流層は子供の教育にはお金を惜しみません。

インドネシアの親たちの見据える「教育」とは

日本の親たちのように、「いい大学に入って、いいところに就職して。。。日本で普通に生きて行く」ための「受験塾通い」を指すのではありません。

世界を見、将来世界レベルで自国も世界もリード出来るような能力を子供につけることを「教育」と考えています。

カナダの教育への羨望も、そんな親たちの外向き、未来志向がもとになっていると思います。

「教育に良い国」カナダへ子供を留学させるのは、親たちが切望していることです。

ただ、残念ながら、まだまだ経済的にも途上国のため、留学はほんの一部のお金持ちのもの。

そんなインドネシアで、遠いカナダを夢見るように眺める親たちの眼差しを強く強く感じ、将来ぜひこの国にも、私たちのプログラムを紹介出来る日が来ることを誓った体験でした。

そして日本です。

親たちの反応。

「カナダ。。。」

「日本でいいじゃないの。」

内向き内向きと問題になっているのは、大学生・高校生などの日本の若者ではない気がします。

親もです。　問題は。

子供がカナダへの希望を口にしても、親の反応はまず８割否定的です。

「なんでカナダ？」

「うちの子は日本でいいです。」

（「日本がいいです」ではないところが何とも滑稽ですが）

日本の大学レベルは世界からはるかに遅れていることは明らかなのに。

英語でのコミュニケーション能力は必須であることも明らかなのに。

未だに内向き、というより「外をみたくない思考」が蔓延しています。

そのあたりにも、そろそろ辟易して来ました。

「カナダ！　教育に良い国！」

「ぜひ子供をよろしく！！」

という親のために全力で働きたいと考えています。

*********************************

 カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
Super World Club（大澤眞知子、Robert McMillan）