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高額療養費の改定と社会保障費

ライフプラン 2014-11-29 17:59

高額療養費の還付は、

私たちが負担する医療費が多くなったときの大事な備えの一つです。この仕組みも、来年の１月から収入の多い方には多くの負担を求めるように改正されます。以下、70歳未満についてお話しします。

年収（月給）の目安

改定後

約1,160万円～

（８１万円以上）

大幅負担増：252,600円＋超過分の1/30

<多数回該当：140,100円>

約770～約1,160万円

（51.5万～81万円未満）

負担増：167,400円＋超過分の1/30

<多数回該当：93,000円>

約370～約770万円

（27万～51.5万円未満）

変わらず：80,100円＋超過分の1/30

<多数回該当：44,400円>

～年収約370万円

（月給：27万円未満）

負担減：57,600円　<多数回該当：44,400円>

住民税非課税

変わらず：35,400円　<多数回該当：24,600円>

※多数回該当…直近12か月間に３回以上高額療養費の支給を受けた場合

一般的な収入の方にはほとんど影響がないため、多くの方には受け入れられやすいと思われます。

とはいうものの、

平成26年度の当初国家予算では、社会保障費は30.5兆円と全体の31.8％を占めています。税金による収入に対する割合は６０％を超えており、これ以上支出を増やすのはかなり難しそうです。今年の4月より、新たに70歳になられた方の自己負担が1割から2割になりましたが、高額療養費についても一般的な方の負担が増える流れになりそうです。