「本音と建前」は英語で? - 英語全般 - 専門家プロファイル

伊東 なおみ
ILSランゲージスクール 英語講師および日本語教師
東京都
英語講師および日本語教師

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対象:英語

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「本音と建前」は英語で?

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Hello everyone!

紅葉シーズン真っ盛りの東京です。

と言っても、赤い葉っぱは、そろそろ色あせて来たような気がしますが。。。


(新宿御苑/Shinjuku Gyoen National Garden as of Nov 27th)

さて、最近英語上級者の生徒さんと、日本人の「本音と建前」についてレッスンで話し合ってみたのですが、、、

試しに、いつもの日本語の感覚で英語を話してみたら、お互いにYesなのかNoなのか、さっぱりわからなくなってしまいました(笑)

よく知られている日本語の建前フレーズとして、「考えておきます」(英語だと"I'll think about it.")というのがありますが、例えばこんな感じです。

<日本語>
A:「明日、ジョンさんのパーティーへ行く?」
B:「う~ん、考えておきます」

<英語>
A: Are you going to John's party tomorrow?
B: Well, I'll think about it.

文字に書き起こしてみても、日本語バージョンではちょっと行く気がなさそうなのに対して、英語バージョンでは行くことについて前向きに感じられます。行きたくないけど、Noとはっきり言わないのが日本人のコミュニケーションの特徴です。

この「本音」「建前」ですが、英語では何と言うのでしょうか?

こちらのサイトを参考にしてみました:http://blog.gaijinpot.com/honne-tatemae/

"Honne is your real feelings and Tatemae is the facade or the face we show in public."

(本音とは本当の気持ち(真意)であり、建前とは外見あるいは公の場で見せる顔(表向き)のこと)

日本以外でも、この「建前」はある程度存在していると思います。

例えば、毎日使う英語の挨拶、"How are you?"に対する"Fine, thank you."や"Good."などは、体調が悪くてもそのように言いますし、あるいは同僚や友達に会った時に使う"You look nice."ー"Thanks."などのやり取りも、特にステキに見えるからといって相手に伝えているわけではないことの方が多く、これらは儀礼的であって、一種の建前ではないかなと思いますが、いかがでしょうか?

ですが、やはり日本人の「建前」ほどわかりにくいものはないのではないかと思います。

京都文化にいたっては、「ぶぶづけでもいかがですか?(建前)」=「そろそろお帰りください(本音)」ですからね^^;(In Kyoto, "would you like to eat bubuzuke?" (tatemae) actually means "you've stayed here too long so you are now politely being asked to leave." (honne))

これは極端な例ですが、それでもやはり日本人は「本音」を話すことによって生じる争いや対立をできるかぎり避け、「建前」を使うことによって社会生活の中での調和を保つことの重要性をより重んじている場合のほうが多いのではないでしょうか?(Japanese people try not to use too much honne to avoid conflict and use tatemae to keep the harmony in their society.)

みなさんは、普段どのくらい「建前」を使ってコミュニケーションをとっていますでしょうか??

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