「顎変形症」と診断され、手術した方がいいと言われました

【質問】
先日、近くの歯科医院から紹介された歯列矯正専門のところで診てもらい、結果「顎変形症」と診断され、手術した方がいいと言われました。
ちなみに受け口、開咬です。
私的に手術はしたくないです。
できれば矯正だけの方がいいと思っています。


【回答】
写真を見ただけで判断するのは難しいですが、結論を言えば、矯正だけで受け口は治すことが出来ます。

あなたの受け口の問題点は下顎が右にズレていることです。少なくとも上顎部分、下顎全体の矯正と左糸切り歯の後ろの歯の抜歯が必要と思われます。

上下の部分矯正で治す場合は、費用は基本料50万円、装置料0～30万円の合計となり、チエック料もいれて総額55～85万円程度になります。
装置料は片顎、外側のメタルの装置は0円、セラミックは5万円、裏側（舌側）矯正は15万円です。

下顎全体だけの矯正の場合は、費用は基本料50～60万円、装置料0～25万円の合計となり、チエック料もいれて総額55～90万円程度になります。
ただし、装置料は外側のメタルの装置は0円、セラミックは8万円、裏側（舌側）矯正は25万円です。
上前歯の部分矯正を同時に行う場合は、基本料20万円と装置料は外側のメタルの装置は0円、セラミックは5万円、裏側（舌側）矯正は15万円が追加されます。

上下全体の矯正では、基本料（技術料）90～95万円、装置料0～40万円、また、上顎全体のみの矯正では、基本料50～55万円、装置料0～25万円程、その他調整料がかかります。
歯を動かす治療期間（動的治療期間）は歯を抜かない症例では1年程、歯を抜く場合は2年程かかります。

いずれにしても、しっかりとした検査・診断をした上で、ご本人の希望にそった治療方針を決定した上で費用が決定されることになります。

歯列矯正は医療費控除の対象になります。