皆様は日頃、ご自分が「嫌な思い」をされておられる事がございますか?
今回はその、人生で付き纏う「嫌~な思い」というものが一体何から来るのか?というお話しを。
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ご自分が「嫌な思い」をする出来事というのは、相手になる対象が変わっても、実は同じパターンが繰り返されている事が多いと思われませんか?《゚Д゚》!?
繰り返されるという事は、その「嫌な思い」をする中で、ご自分が人生で気付いて終えなければならない「人生の宿題」というものが存在するからです。《゚Д゚》!!
そう、「気付かない」うちは、絶えず自分の人生には「同じパターンの、嫌な事の繰り返し」が起きて来る様になっているのですね。《゚Д゚》!!!
ではその原因が何から来ているのかと言いますと、それは以前から私が事有る毎に、ここのコラムでお伝えさせて頂いている「自分の頭で考えている事と、実際心で思っている事のズレ」から来ていて、
問題なのは、(※ここは、とっても重要ポイント!!) ご本人がその事にお気付きで無いという事から起きて来るのです。(^^;
人間は、「自分の事が分かっている様で、実は一番分かっていない」と言われるのは、ここに在るのですね。
(^^;;
人は他人の事は良く観えるのに、ことご自分の事になると、殆どの方が盲目になり、自分を客観視できなくなっているのですが、
先程も申しました様に、ご本人はそれに気付かれておられないので、始末が悪いのです!(笑)
人は「ご自分の事を客観視できている分しか、他人の事も正しく客観視できない (ご自分の中と外は一緒)」というのがこの世の真理なので、やはり最後はその方の、物事をご覧になる「視野の大きさ」が問題になって参ります。☆彡
そして、ここはとても大事なポイントになるのですが、
「視野の狭い方は、視野の大きい方の考えている事は決して理解できない」という事なのです。
・・・と言うのは、皆さんご自分の器でしか、物事を捉えられないからですね。
そして、大事な重要ポイントがもう一つ。
これは人間の傲慢な性 (サガ) と言うものなのでしょう。
誰もが「一番自分の視野が大きい」という、とんでもない勘違いを根にお持ちの様でございます!?(笑)
もし「いや、私はそうではない!」と仰る方がいらしたとしても、少なくとも「そう思いたい」という傲慢な思いは、人間というものの持って生まれた性の中には例外無く、どなた様にも必ず存在するのです。
悲しいですが、それが「人間」というものなのですね。(・□・;)
ですので、私達は誰もが例外無く、「生まれながらに、そういう心の癖を持ちながら物事を見ている」という視野を持ち、常に謙虚に意識しなければならないのかもしれません。
例えば視野が狭い方というのは、ご自分に取って都合の良い「ご都合主義=全体の事を考えない利己主義」でものをお考えになるし行動なさり、又他人も皆、自分と同じ様に思えてしまうので、他人が信じられないのです。
そういう方の周りを観てみると、絶えずトラブルが絶えない様に見えるのは、ご自分の視野の範疇に入る方には良くても、それ以外の方達に取っては、必ずどこかで犠牲や我慢を強いられる形になりますから、不満や不安が付き纏い、
又、根(本音と立て前)に矛盾が在る訳ですから、おやりになる事が結果、全てが偽善的になって来るので、
皆が秘密主義になり、そこから憶測と誤解が生まれ、お互いを誰も信じられなくなり、疑心暗鬼に満ちて来るという空気感を生んで行くのです。
又そういう組織というものは「隠蔽」「嘘」「偽善」というものが全体に蔓延(はびこ)り、とても不健全な場となっているはずですから、外から見れば一目瞭然なのですが、
そこにドップリと浸かった方達は、視野が狭くなり過ぎて、又それぞれが不満や疑心暗鬼からご自分の保身の事しか考えられなくなり、
故に、正しい解決法も自分達で考えられない様になって行くので、そのまま暴走をお続けになると、必ず最後は「因果の法則」が働き、崩壊・消失・消滅してしまう事でしょう。
(その時期がいつか?というのも「因果の法則」に沿います。世の中は全てに悪いという事は無く、又全てに良いというものも存在致しませんからね~)
この世の真理とは、そういう風に最後は「プラス・マイナス ゼロ」という仕組みに沿った働きに向かう様になっているのです。《゚Д゚》☆彡
ですので、もし今のご自分に「嫌~な事」が起きている方は、その規模が「家庭」を始めとする小規模なものであれ、何かの組織の中で起きている様な大規模なものであれ、結局原因の根は同じな訳なので、
もしお心当たりの有る方がいらっしゃる様でしたら、この様な視点から物事を捉え直して観る事という事も、根本解決への一つの方法だと思います。
☆_(_☆_)_☆
この空も又、・・・美しいッ!☆彡
(^^ ♡
ちなみに「因果の法則」というものを深く理解できていると、自分に取って、例え「嫌な事」が起きて来ても、
必ずどんなものも、(勿論自分も相手も)「因果の法則」にいずれ従いますので、「嫌な事」は、決して「腹の立つ事」にはならないのです。(^^♪
そういう域に到達できた方を、私達は「人格者」とお呼びするのでしょうね。☆彡☆彡☆彡
「人格者」と呼ばれる方ほど、その視野の規模が大きい訳ですが、
その規模の大きさの元・基盤である、「まず自分の身の周りの方達を、自分の起こしている行動により幸せにできているのかどうか?」というのは、とても大事な視野になるかもしれません。《゚Д゚》☆彡
ご自分のご家族の方達や身近な方々に対して、全てに平等に、偏りなく、又バランス良くお与えになっておられるかどうか?というのを観る視野という事も又、
ご自分のされる事が「偽善」という小規模なものに陥っていないかどうか、
又、足元がフワフワと浮わついた、単なる「理想を掲げる妄想」から来る「夢見る夢子さん」になっておられないかどうかを省みる、一つのバロメーターになっていると思います。
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このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年