印刷屋に生まれ育って・・・ - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

石川 雅章
株式会社エスクリエイト 代表取締役
広告プランナー

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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印刷屋に生まれ育って・・・

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メディアコーディネーター奮闘記

はじめまして、メディアコーディネーターの石川です。



メディアコーディネーターとは、印刷から看板・サイン、WEBなど、お客様のニーズに合わせて、あらゆるメディアから最適なメディアを提供するのが私の仕事です。

どうぞよろしくお願いいたします!


さて、昨日、8月28日、このサイトがオープンしました。

何を書こうか迷っていましたが、幼い頃の記憶を少しお話します。


印刷屋の長男として生まれ、子供の頃はよく活字で遊んでいました。
年子の弟がいて、二人で活字をおもちゃにしていましたね〜

最近の若い人は、活字なんて知らないのでは・・・


木造2階建ての工場の2階に、当時は活字が入っている活字棚があり、細かく区切られた木製の「すだれケース」に整理されており、これを立てかけた棚全体を「馬」と呼んでいました。

ここに和文組版に常時必要とされる約2000種の活字が、使用頻度の高い順に並んでいて、職人さんが逆さの文字を拾い(これを文選といいます)、文選箱に並べて行くのを覚えています。

いわゆる今で言う文字入力ですね!
昔の人は、これを一字ずつ拾っていたのですから、今のパソコンで入力していることを考えると、ものすごい技術であると考えられます。

「文選職人」という言葉もあり、当時、私の事をかわいがっていただいた職人のおばさんは、1分間に30〜40文字拾っていたそうです。

それが今では・・・ パソコンで文字入力をして、間違ったらやり直し。 便利だけど、慎重さが欠けているので、誤植や変換ミスが多いですよね。


確かに文明の発達はありますが、活字時代の印刷業界が繁栄していたからこそ、今の私達があります。このことを絶対に忘れてはいけないし、先輩方の築いた歴史は、私の息子の世代まで、しっかりと語り続けて行きたいです。

ちなみに、このころ私は幼稚園児。頑固で怖かった祖父が、手差しの活版印刷機で1枚1枚印刷していたのは、幼心に覚えています。


印刷屋で生まれ育ったからこそ、とことん詳しい印刷情報を出来る限り公開して行きます。
そして、あらゆるメディア情報もどんどんお届けしたいと思っております。 

これからもよろしくお願いします。