気づきの大切さ - 心の病気・カウンセリング - 専門家プロファイル

藤永 英治
藤永カウンセリングルーム 院長
大阪府
心理カウンセラー

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対象:心の病気・カウンセリング

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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クライエントさんカウンセリングを続けていると、ある時、こんな事で自分は今まで、つまずいていたんだという事が明白になってきます。なぜならクライエントさんは自分の心の中で世界を見ているからです。自分の狭い価値観で世界を生きていれば得られるもの、情報は一元的なものに限られます。しかしカウンセラーが多様な世界を紹介、先導すればクライエントさんの世界は広がり、選択技も増えるわけです。精神分析を生み出したフロイトは無意識を意識下に置くという作業が必要だと説きました。それは日頃、私たちが気づいてないことに光を当て、何が原因で今の状態が続いているかを明白にすることです。無意識下での心の動きは自分にとって隠れるもの隠すものということになっています。ですので、それを引っぱりだす作業はコツや経験が求められます。ここのところを上手くいくと後は容易にカウンセリング作業が進みます。問題解決の第一歩のステップとなるわけです。具体的に例を上げてみますと、クライエントさんが中年女性で長年、疼痛があり、検査など受けても異常がなかった症例です。この女性は心理テストなどで、いわゆる「良い子諸侯群」で自分の感情を外に出すことがなかったのです。自分の中にある怒りや不満、不安、寂しさなどを心の奥底「無意識」にしまいこみ、我慢していました。それが痛みという形になって身体的表現してきました。そこでカウンセラーは、その痛みは、あなたの身体からのメッセージですよという事を教えて、日頃から感情表現を豊かにするアドバイスをしました。その後、彼女は今まで鬱積していた気持ちを吐き出し、泣きだし気持ちが落ち着きました。その後、疼痛は消失しました。ここでの気づきは、無意識下での感情です。クライエントさんにとって「当たり前」になっている環境や考え方のクセに気づかせてあげることが肝要です。

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