願いを叶えるという本当の意味
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徒然日記
2014-10-31 18:30
「叶」という言葉について、こんな解釈をすることがあるそうです。
「叶」という漢字は「口」に「+(プラス)」だから、ポジティブなことを言っていれば叶うとか、願いを十回口に出せばいいのか…。
マイナスなことを口にする、もしくは欲張って十一回言い過ぎてしまうと、「吐」という字になってしまうから気を付けましょう…と。
ハッキリ言ってしまえば、そんな言葉遊びには何の意味もありません。
「面白い話しを聞いたな~。」程度で何の足しにもなっていないのです。
こんな言葉遊びをいくら集めても実践しなければ何の意味も無いわけです。
「叶」という字を音読みで何と読むかご存知ですか?
「キョウ」という読み方をします。
この「叶」という漢字が変化していったものが「協」という漢字です。
「協」は力を合わせるという意味ですね。
多くの方は願いを叶えたのは自分の力だと思っています。
そして、エゴからくる自分のためだけの願いを叶えようとしています。
しかし、願いを叶えるのは自分ではありません。
周りの人に叶えてもらうのです。
例えば、あなたがお店を経営しているとします。
扱っている商品が沢山売れて大金持ちになったとしましょう。
それを自分の力で叶えたかというと、決してそんなことはないのですよね。
商品を買いに来てくれたのは誰ですか?
あなたにお金を与えてくれたのはお客様でしょう?
どんな願いも自分で叶えるわけではありません。
周りの人に叶えてもらうものです。
なればこそ、自分のことばかり考えていていいのですか?という話しです。
自分の願いを叶えたければ、周りの人の協力をしてあげたらいいじゃないですか。
ちなみに「協(キョウ)」と読むのは音読みですが、この漢字にも訓読みがあります。
「協」は訓読みで「かなう」と読むのです。
更に言えば、「願う」という語源は「労う(ねぎらう)」からきています。
労うというのは、頑張った人に対して感謝するということですね。
そして、労うは「労わる(いたわる)」という言い方もします。
労わるというのは、弱っている人を励ますというような意味です。
「願う」ということは感謝であり、相手を思いやることです。
決して自分の我侭を押し通そうとするものではありません。
「願ったり叶ったり」という言葉がありますが、相手のことを思いやりながら協力していくという意味に他なりません。
これを都合の良い解釈で、全てが自分の思う様にいくなどととってはいけないわけです。
一番最初に悟ったと言われるブッダにも願いというものがありました。
以前、こんな記事を書いたことがあります。
【仏陀の悲願とは何か?】http://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-11585075167.html
どうしても成し遂げたい平和への思いは、この世に生きとし生けるものへの感謝や思いやりの顕れです。
それが本当の願いというものではないでしょうか?
人間は困った時、神や仏に祈ります。
祈るという語源は「意」に「宣(のり)」という二つの言葉が一緒になったものです。
「宣」というのは、宣言するという使い方をするように伝えるということです。
「意」は「神様・仏様の意」ということにするわけですが、そもそも神や仏が何だか分からないわけですね。
自分勝手な神や仏をイメージしているわけだから、神や仏の意向も自分勝手なものになってきてしまうわけです。
法に反することでなければ、人に迷惑をかけても、自分が儲けられれば良い…というのは、本当に自分勝手な願いだと思います。
道理が分からないからこそ、道に迷い、愛も自由も感じられないのです。
道理が分かれば道に迷うことはありません。
自分が何をするべきかもハッキリと分かります。
だからこそ、間違いなく自信を持って自分の意志を宣言出来るのです。
つまり、祈るということです。
その祈りが盲目になってはいけないわけで、感情だけではなく理性で判断していく必要も出てきます。
迷いなく祈願するためには、言葉だけでは無い感謝を知る必要があるわけです。
その感謝を知るためには道理を知らなければいけないわけです。
全ては繋がっているわけですが、道理を学んでいくにあたって段階があります。
段階を経て少しずつ腑に落としていくわけですが、意味を知っているだけで実践しなければ何もなりません。
最初に言葉遊びでは意味が無いと言ったのは、こういうことでもあります。
ここまでお伝えしてから、もう一度聞くことにします。
「あなたの願いは何ですか?」
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