《聴心館》【心の炎・散歩路 No.3】抗うつ薬・抗不安薬のお話 - 心の病気・カウンセリング - 専門家プロファイル

国府谷 明彦
カウンセリングセンター聴心館 聴心館館長
東京都
厚生労働省認定 産業カウンセラー

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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《聴心館》【心の炎・散歩路 No.3】抗うつ薬・抗不安薬のお話

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《聴心館》【心の炎・散歩路 No.3】抗うつ薬・抗不安薬のお話


 抗うつ薬・抗不安薬あるいは睡眠導入剤などの処方を受けて,毎日服用している方も多いと思います。「どーんと気持ちが沈んでしまう」「強烈に不安を感じてしまう」そんな時には,薬に頼りたくなるものです。

 脳神経科学がものすごい勢いで発達を遂げています。検査機器や検査法が開発されていることも,フォローの風になっています。そうした脳神経科学でも,まだ,うつや不安障碍の原因はつかめていません。脳内物質への影響やDNAとの関連まで研究は進んでいますが,原因追求はまだ霧の彼方です。

 ということは,抗うつ薬や抗不安薬は,ターゲットとなる原因に効いている薬,いわゆる治療薬とはいえないものと言うことになります。副作用の研究も進んでおり,第2世代といった形で身体への悪影響もかなり改善されていますが,それでも症状を緩和する薬と言うことにほかなりません。

 安全なはずのフロンガスが地球に悪影響を与えていたという例もあります。現に,精神疾患の薬のうちで,ある薬は服用者の100%が自殺していたという結果が判明して,国により使用を禁止されたという例があります。抗うつ薬を3年5年と服用されている方もいらっしゃるかと思いますが,あくまでも症状改善薬であることを意識して服用されると良いと思います。

 ちょっと深刻な話になってしまいました。この次は,認知行動療法のような話にしましょう。ではまた。

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