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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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人から「学ぶ」人と「盗む」人の違い

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私は若い頃から、所謂「芸事」の世界で学びましたので、「人から学び、学ばれ」という事に絶えず触れて参りました。_(_^_)_

でも最近は、人に無関心な人間も増えておりますから、「人から学ぶ」という事をする人間は少なくなった様に感じているのは、私だけでしょうか?《゚Д゚》?

 

そう言えば、先々週位でしたでしょうか。

「笑点」という (皆様も良くご存知の♫) 番組の中で、歌丸師匠が若い弟子へのメッセージとして「芸は学ばず、盗めと指導する」みたいな事を仰っていましたが、私はその時に「人から学ぶ」と「人から盗む」の違いは何だろうか?と考えてみました♫ (^^♪

 

昔から日本の伝統芸能では、良く言われる「芸は盗め」という表現が使われます。

又「学ぶ」の語源は「真似る」だという説があります。

 

それは「自分から、自発的に積極的に興味を持って、感覚的に自立して学ばなければ、ものにならない」という事なのだと思いますが、私は芸事の世界での実体験が有るからか、その意味がとても深く感覚的に解るのですね。

 

つまり芸は「頭」で学ぶのでは無く、「感覚」で盗めという事だと解釈できます。☆彡

 

師匠さんの器の大きさも感じますよね~。

自分の芸を「持ってけ、泥棒~!」と、盗むのを許すのですからねぇ!(笑) (^^♪

 

その「芸の伝授」というものは、伝統を保つ芸や芸術には欠かせない「伝統を引き継ぐ」というものが有るので、自然にそうなっているものなのかもしれないですね。《゚Д゚》☆彡

 

 

でも盗んだ場合も、二つのケースに分かれるのではないかと思います。

それは「盗んだ後に、自分のスタイルを持つ」までに成長できるか、「単なる人のモノマネ芸」に終わるかという事ですね~。

 

 

盗まれたり、真似される側は「どうせ盗むんだったら、自分のスタイルを持つまでになれよ!」と思いますが、単なる「モノマネ」の二番煎じになると、その方には本物の持つ「重み」というものは、備わりませんね~、やっぱり。(^^;

 

盗む側が、盗ませる人を超える人になるかならないかは、やはり盗ませて頂いた方への「尊重」や「感謝」が、盗む人の根底に有るか無いかというのが、目には見えないけれども関係があるのではないかなぁと私は感じます。

 

又、盗ませる側も、そういうものは敏感に感じているものだと思います。(^^ゞ

 

もし、根底にそういうものがあれば、盗ませる側に「違和感」や「嫌な感じ」は与える様なものにはならないはずですからね。☆彡

 

 

 

ちなみに、芸事に限らず、世の中には人のアイディアをすぐ横取りしたり、安易に便乗されたりする方もおりますけれど、(無意識なのか、意識的なのか?)

私はそういう方を見ると、他人事ながら、そのオリジナリティの無さや軽率感に、何かとても「恥ずかしい思い」を感じてしまう一人です。(^^; 

 

 

盗むのが無意識ならば、その方はすぐ周りに影響される、ご自分のアイデンティティの無い方、もしくはご自分から生み出すお力の無い方という事ですし、

意識的なら、それは便乗型の知能犯ですね? 

 

 

どちらにしても、決してイケている行為では無く・・・、恥ずかしい!? (^^;;

 

 

そういう方は、ご自分がそういう事をして「自分で自分が恥ずかしくなる」という感覚・感性はお持ちではないのでしょ~かね~?《゚Д゚》???

見る人が観たら、全部バレバレなのになぁ!? (笑) (^^;;

 

 

他人事ですけれど、そういうのを目撃してしまうと、

私の方がその軽率さに、何か恥ずかしく感じて、体がムズムズして参ります!? (笑)(^^;)

 

 

 

 

 

 

この雲は、何か色違いの "対" の雲みたい!? (^^♪

 

 

言葉には色々な表現があるので、言葉は違っても同じ事を言っているというのは、良くあるお話しですが、

私は「盗む」という表現より「感性で学ばせて頂く」という表現の方が、本当は好♡き♡か♡も♡!(^^♡

 

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年