前回では「霊能者」の方の能力というものは、その能力を持つ方のレベルに見合ったものまでしか授けられていないというお話しを致しました。_(_^_)_
ですので、そういう特殊なものを授けられた方で、本当にレベルの高い方というのは、そんなにはいらっしゃらないというのが事実であり、
むしろ、そういう特殊な能力を授かると「自分は特別な者」という傲り昂ぶりを持ってしまって、何か勘違いされて傲慢になっておられる方も多いと私は感じています。(; ̄O ̄)
そういう能力を授かったが為に勘違いや傲り、欲望が出て来て、最初は高かったものが、いつの間にか低いものに入れ替わり、乗っ取られてしまうというのも良く聞きます。
(その場合はご本人にはその自覚は無いので、低いものに操られたり弄ばれている事に、霊能者自身もお気づきでないケースも多い様ですね。新興宗教の教祖様なども、このパターンが多いそうです)
所がそういうものを盲目的に信じたりする勉強不足の方達の中には、その特殊な能力を持った人にもレベルがあるという事を知らずに、透視能力の優れた部分だけで見てしまい(※あなたの家にはこういうものがあるなどを、ピタリと言い当てたり)、
何か神様に近い「選ばれた人」という様な「特別な人格者」という風に勘違いしてハマってしまって、その方に依存し、人生を振り回されている方が結構多くいらっしゃる様だというのも、勉強してから私は知りました。
(占い師さんの多くも霊能者さんが多いという事を、最近知った私は、結構この道には奥手でしょう?(笑) )
でも、そういう能力は、その方の「人格」とは又別のものであるという事です。☆彡
これは「才能と人格とは別のものである」というのと同じですが、どうしても人は「才能」という魅力あるものに惑わされ、混同してしまう癖がある様ですね?(^^;
そういうものが「見える」「聞こえる」と言っても、やはりそれは受け取る人の器で受け取り、その方の人生からの私情や思い癖のフィルターを通した解釈になるので、とても歪んだ解釈になって伝えられる場合も多々あるのですが、
そういう事に気付かれたり、又分析できる方も、そんなに多くはないのかなぁ?というのが、私の経験から感じさせて頂いた事でした。_(_^_)_
私が面白いと感じた事は、そういう特殊な能力をお持ちの方でも、やはり本人よりもレベルの高いものの事は透視できないらしいという事でした。
そういうケースの場合、見る側は「自分のレベルで見た解釈」になるので、非常に的外れなアドバイスになる事もありましたし、
又「この人は、随分昔の想念を読んでいるな~」と感じさせられ、その方自身の脳内がいかに、今でなく「過去に生きている」のかという事を、逆にまざまざと感じさせてもらった経験もあります。
結局そういう能力を持っていようといまいと、"類は友を呼ぶ" には変わり無く、ご自身の波動・波長を上げないと、低いものに「取り憑かれてしまう」という事らしいのですが、
ハッキリと分かり易い様な映像で見せたり、耳でハッキリ聞こえたり (その他、眩い光や、その人が感動する様な象徴を見せたり?) という様な分かり易い形で伝えて来るものは、低い波動のものであるという事らしいです。
(その道の方曰く「低級霊は狡猾で高級霊を装う為、一部には真理を含めて説く事で人間を騙し、最後はその人を不幸に落とし入れようとする」のだそうな!?)
けれど、それは取り憑かれる人が、取り憑いて来るものと同じ波長を持っていて同調する為に起きる事であり、
結局「取り憑かせている本人に責任がある」訳で、波長を上げれば、そういう低次元のものに振り回される事も無いというのが私の見解です。
やっぱり自己責任なのです。
ちなみに低級霊が好む人間というのは、人間の持つ強欲・怒り・嫉妬、不安・恐怖心・罪悪感・劣等感・悲嘆・皮肉・無関心・残酷など、ネガティブな想念エネルギーが彼等の美味しいご馳走らしいので、
特に「特別意識を持ちたい」という欲望を強く持つ人ほど、低いものに取り憑かれ易く、騙されるらしいですので気を付けましょう!?(笑)
本当に高い存在というものは人間の自由意思を尊重するので、何かを伝えて来る場合でも非常にさりげない微細な伝え方をされるそうです。☆_(_☆_)_☆
ですので人間側が波長を上げて、そういう見落としてしまいそうな微細なものに気付ける様な、繊細な感性に自分を育てて磨いて行かなくてはならないという事なのですね。《゚Д゚》☆彡
あと、そういう目に見えない「霊の働き」というものは、誰にでもあるらしく、例えばお酒を呑んだ時に人格が変わる方というのを良くお見かけ致しますが、それは低級霊が取り憑いてそうさせるのだと、その道の方には視えている様です。
(あと、ダイエットの敵(!?)の過食や拒食などの摂食障害も、霊の働きという解釈をされる方がいましたが、本当でしょうか!?(笑))
又、突然怒り出したり、意地悪になったりするのも「霊の憑依」で、そうして人間は、自分の知らない所で様々な霊の影響を、入れ替わり立ち替わり受けているとの事でしたが、
こういうユニークな解釈も、多重人格=カメレオンの様な(!?)人間というものへの、一つの解釈や謎解きにもなるのかもしれませんね。(^^♪
そういうものを信じるにしても、信じないにしても、ご自分の波長・波動が高ければ、低いものからの影響は受けない訳ですから、
その様な特殊な能力の有無に関わりなく、人間が人生でして行かねばならない事には何ら変わりは無いというのが、私の結論です。
どなた様も、ご自分の支配者は、ご自身であるべきです。
☆_(_☆_)_☆
この写真も、海辺を想像してしまう様な空ですねぇ♫
その霊能者の格が高いか低いか、取り憑いているものが高いか低いかというのは、その方自身が穏やかかどうかを観れば分かると思います。(私は、これは自分で判断できました)
高い方ほど謙虚で、威厳はあっても決して高圧的であったり感情的になったり、押し付けて来るなどの強引さは無いそうです。(これは生きている人間にも当てはまる事ですね?)
そして霊能者と名乗る方自身の仰る事と行動に、矛盾が有るか無いかを観るのが一番の判断材料になると私は思います。(私がそういう怪しげなものに呑まれないのは、この判断力があるからだと思います)
もし、今そういうものに悩まれておられる方がいましたら、是非バロメーターにされて下さいませ~♫
(ご自分の支配者は、ご自身であるべきです!)
_(_^_)_
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年