オールカントリー指数と各国株価指数に連動するETFの騰落率推移 - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月15日更新

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オールカントリー指数と各国株価指数に連動するETFの騰落率推移

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世界各国の国別ETFの過去一年(2013年10月5日~2014年10月3日)の騰落推移を紹介します。各銘柄は小生が保有するiShares MSCIシリーズの国々です。
小生は自分の資産運用のベンチマークとしてMSCIオールカントリー指数(先進国24か国とエマージング21か国の株価を対象とするインデックスのACWI:MSCI AC World Index)を使用しています。夫々の銘柄との比較は同指数の騰落と比べて頂ければと思います。

下図は
アジアの2か国iShares MSCI Malaysia (EWM)(ブルー)とiShares MSCI Singapore (EWS)をオールカントリーインデックス(黄色)と比較した騰落率推移です。
オールカントリーインデックスは、2銘柄に対して大きく上回っています。マレーシアとシンガポールのMSCI指数に連動するETFは略同じようなグラフを描き、本年5月からはプラス圏で推移していましたが、10月に入りマイナス圏に戻されています。

141005オールカントリーとシンガポールマレーシア

下図は オールカントリー指数(黄色)と、MSCI UK(英国)(ブルー)とMSCIドイツ指数に連動(紫色)するETFの過去1年の騰落率推移です。
両国の株価指数ともに6月までは、オールカントリー指数を超える上昇でしたが、6月からは釣瓶落としの下落が続き、現況ではマイナス圏に突入しています。
このままの状況が年末まで続くと思われます。

141005オールカントリードイツ英国

下図はオールカントリー指数(黄色)と、MSCIスペインに連動するETF(ブルー)、MSCIイタリアに連動するETFの過去1年の騰落率推移です。スペインもイタリアも前述二国よりも成果が高く7月中旬まで、オールカントリー指数を上回っていましたが、現況、イタリアはオールカントリー指数を下回り9月30日に対して2%弱上回るレベルに落ちています。
西班牙は何とか、オールカントリーと同レベルの5%超レベルで留まっています。

141005オールカントリースペインイタリア

下図は、MSCIオールカントリーと、MSCIスイスに連動するETF(ブルー)及びMSCIカナダに連動するETF(紫色)の過去1年の騰落率推移です。スイスは、他のヨーロッパの国と同様当初はオールカントリーを上回る上昇でしたが、6月後半から下降トレンドにはいり、現況では当初より5%の上昇まで下がりました。一方カナダは出遅れを6月に解消し、7月以降はオールカントリーを上回りましたが、9月末にはオールカントリーと同レベルまで下がっています。

141005オールカントリースイスカナダ


このように各国の指数に連動するETFをMSCIオールカントリーインデックスと比較すると、そのパフォーマンスの優劣が確認できます。
皆様もご自身のポートフォリオの成果を測るメジャーとして、ベンチマークとする指標をお決めになることをお勧めします。

※グラフの作成はマイクロソフトが無償で提供しているJapan - Money Plus Sunset Deluxeを使用し、データは著者が日々終値等を入力しています。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

FP+投資助言で人生設計から資産形成まで一貫してサポート
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。
あなたのセカンドライフ・プランに適した期待リターンとリスク許容度で資産配分とポートフォリオ構築を口座開設から銘柄選定までサポートします。

【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー

『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべて読者・ご相談者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者・相談者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
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