- 木村 和夫
- 有限会社 木村爽健 代表
- 東京都
- 鍼灸師
対象:体の不調・各部の痛み
- 奈良 修次
- (鍼灸師 臨床検査技師)
10年以上前に、ある人から言われた言葉です。
正直、むかつかなかったと言えば嘘です。
一方で、道具を何も使っていないから、こんな風に思われるんだなというのもわかりました。
つまり、ちゃんと説明しないといけないなと言うことです。
気功というのは、スポーツのように毎日の努力が必須です。
私の場合は、中学二年生から気功を始めましたから、かれこれ25年以上続けています。
基本的には毎日30から60分くらいは気功に時間をさいています。
もちろん、忙しい時は10分なんて日もありましたが、必ずやる。
ネパールに行くと、数時間は気功を毎日しています。
高校生の時、テニス部の合宿で朝どうしても気功をするために、人より早く起きて、ベランダに出て気功していました。
友達には、からかわれたりしましたが、それでも私が続けていると、やがてバカにされることは無くなりました。
こうやって蓄積した職人芸のようなものですから、当然人に無料でやるというのは、プライド的にも許せない。
というのがありますが、実は本音はもっと別のところにあります。
実は、他人の病気の原因を取れば、その何割かは自分に降りかかってきます。
つまり、見えない部分で私は自分の命と言える気を他人に送り、その力で他人の病気の回復を手伝っています。
気功の世界では、治療で人から邪気をもらうことを、
邪気をかぶる
と呼んでいます。
かぶった邪気は、勝手に消えません。おまけに、部屋にも邪気が飛び散っているので、私の気功を使って、
部屋の邪気をとること
自分の体にかぶった邪気を抜くこと
をしなければいけません。
気功は打ち出の小槌ではありません。
見えない部分で、気のやり取りが起こります。
等価交換の法則が必ず適用されます。
ですから、気功で治療する人は、自分の気の容量や質を圧倒的に高めておく必要があります。
それと、これは世の中全てに当てはまりますが、
「無料のものに対しては、人は価値を見出さない。」
ということがあります。
対価がお金かどうかはともかく、何かを手に入れるために対価が無いのは、お互いにマイナスになります。
例えば、
スポーツしていて、足を痛めたとします。
痛みのある足を治そうとおもえば、治療院や病院に行って、診察、治療、お金の支払い、など様々な手間と費用がかかります。
もしかしたら、元に戻らないかもしれません。
しかし、私がその場で痛めた足をタダで治してしまったとしたら、その人はどう考えるでしょう?
「なにかあったら、木村に頼んでちょいちょいと治してもらえばいいや。」
という気持ちを持つ人がほとんどです。
その結果、本人は体を労わることも考えないし、私に対していかに大変さをアピールしてタダで治してもらおうか?
という、金持ちのバカ息子みたいな思想になっていきます。
私の価値はどんどん下がるし、依頼者はバカになるし、いいことはありません。
これが、何かしらのお金を払う、あるいは対価として何かを手伝うという関係があれば、ここまで関係や考え方が悪化することはありません。
今まで生きてきて、タダでもらって良かったことは、何一つありませんでした。必ず後で思ったより多くの対価を支払う羽目になります。
ですから私は、相手がいらないと言ってもお金で払ったり、治療をするといった対価を支払うことを心がけています。そうすれば、関係は良好で後腐れがありません。
等価交換の法則がわからないのは、サラリーマンに多いような気がします。
毎月同じ金額の給料が支払われるようになると、等価交換の法則に気づかなくなってしまうのかも知れません。
独立して仕事をすると、お金の入りから出るところまで一通りの流れを体験します。
それがわかってしまうと、他人にタダで何かを要求するのは、いかに酷い行為かわかります。
また、私の場合は、払う価値が無いものだと判断したら、タダでも断りますし、一円でも払うことが嫌になります。
世の中を見てみると
等価交換の法則
が働いていることがよく分かります。
あなたも自分の行動が、等価交換の法則に当てはまっているか、確認してみてはいかがでしょうか?
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このコラムの執筆専門家
- 木村 和夫
- (東京都 / 鍼灸師)
- 有限会社 木村爽健 代表
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