前回は「孤独」に付いてのお話しが出ましたので、今回もその "孤独" に付いての考察です。
前回では「孤独」というものは、自分を自分で認めていない部分が有ると感じてしまうものだという事をお話し致しました。_(_^_)_
ご自分でご自身を受け入れられないものの原因には、ご自分への、
「罪悪感」
「嫌悪感」
「(私なんてと)卑下する心」
などがあり、人は内側にこういうコンプレックスを抱えていると、自分が自分と繋がれなくなり、自分が外部から切り離された様な寂しさを覚えてしまうので「外と繋がりたい」「外から認めて欲しい」という承認欲が強く生じます。
でも、本当は順序が逆なのですね。
ご自分でご自分を認めてあげていないから、外からどんなに与えられても、何も受け取れないのです。
何故なら、中と外は一緒だからです。
ご自分の内部で起きている事が、ご自分の外の世界に投影されているだけなのです。
つまり孤独を感じてしまう方は、「ご自分を受け入れていない=他人からの愛を受け取れない」という構図になっているのです。《゚Д゚》!!
こういう方は「私を認めて」「私を褒めて」「私を愛して」「私に感謝して欲しい」etc・・・と強く切望するのですが、実際他人からそれを与えられても、ご自分の中のコンプレックスをお持ちという事は、「自分にはその価値は無い」と拒否されているのと同じ訳ですから、与えられてもお気づきにならない、もしくは受け取らないのでです。
ですので、こういう方と付き合う周りの方は、本当に大変です。
与えも与えても、不毛なのですから。(-_-;)(まるで血に飢えた吸血鬼みたいです)
ですので皆様、まずはご自分をキチンと受け入れて、人に好かれたいと思う前に、まずご自分をご自身で好きになってあげて下さい。
ご自分が自分の味方になってあげなければ、一体世の中のどなたが自分の味方になってくれるのでしょう?
以上、「孤独」を生むカラクリというものを、ご理解頂けましたでしょうか?
つまり孤独を感じてしまう原因は、実はこの様に、全てご自分の中に在るのですが、逆から言ったらご自分を変える事で、「自分から解決できる」「自分から外の世界を変える事ができる」という事でもあるのですから、素晴らしいシステムではないでしょうか? (^^♪
「自分独りでも、満たされている」
そういう者同士が友人になったら、きっと素晴らしい関係になるに違いありません。
✿_(_✿_)_✿
一昨日のお月様 ☪ 昨夜撮れた皆既月食 ☪
月はいつ見ても、とても神秘的で、時に妖しい光を放つ星です。《゚Д゚》☆彡
人は人を変える事はできません。
変わるとしたら、その人がご自分で「変わりたい」と思った時にしか、人は変わらないのです。
ですので、「誰かに認めてもらいたい」「誰かを変えたい」とお望みならば、まずはご自分から変わられる事をお勧め致します。
・・・というか、本当はそれしか私達はお互いにできないのです。(^^ ♡
ご自分と違う個性の相手を尊重するというのも、相手への愛になりますね。
先に「相手を変えよう」と思う方は、逆から言ったらとてもエゴな方だという事になります。
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年