今回のタイトル、まるで道徳の授業みたいですね~!? (^^♪
でもどうも近頃は、巷でも忘れられがちではないかと感じるこの「良心」というものに付いて、私が最近バレエを教えている時に、良く生徒達から感じる事があるので考えてみました。
それは何かと言うと、人間は年齢に関係なく、人の痛みに「敏感な人」と「鈍感な人」がいるのだなぁという事です。
皆様は「それと "良心" のどこが結び着くの?」とお感じの方もいらっしゃるかもしれませんが(ちなみに、これだけで「あ、解る!」と仰る方は、世の中と人間のカラクリを良く理解された方ですね~!? なんちゃって♫) 、
実はこれこそが「良心」というものを、持てるかどうかの分かれ道なのだと私は思います。《゚Д゚》!?
人の痛みに敏感な人とは、嘗(かつ)てご自分が同じ様な経験をした事があり、その痛みをご自分も味わった事がある人だという事です。
そうでなければ解らないのが人間です。
何故なら、人間の根本に有るのは「自分さえ良ければいい」という、ぶっちゃけ(下品ですみません)「人の事には無関心」という本性が有るからです。《゚Д゚》!
でも同じ事を経験したからと言っても、同じ感性では無いので、感じ方は人それぞれなのも人間なのですね。
そこにはやはり「経験値」というものが、大きく絡んで来るのでしょう。《゚Д゚》!!
只そこに、重要なポイントが有ります。
それは最初に申し上げた通り、「人の痛みが解るという感性は、年齢には関係無い」という所なのです。
まだ幼いのに、自分の事だけではなく、人への思いやりに溢れた子というものがいます。《゚Д゚》✿
逆に、年齢の数だけはご立派でも、人への配慮や思いやり、相手の立場に立つ事のできない大人も実際いるのです。
特にそういう大人の方達は、思いやりを持てたとしても、それはあくまで「自分に取って必要な人」に向けただけの、狭い視野の中だけでの配慮であったり致しますが、やはりその根っこに有るのは「自分が良ければいい」なのですね。
その様に、肉体の年齢という数では計れない「人の痛みに敏感で思いやりが有る」という資質は、一体何から来るのかと言うと、それはやっぱり「魂の年齢」の差なのだと私は思います。《゚Д゚》☆彡
つまり、生まれ変わりの経験が沢山ある方は、それだけ魂の経験値が豊富ですし、生まれ変わりの回数が少なければ、それだけ経験値も少ない訳ですから、
そこから、幼くても「人の痛みに敏感な子供」、或いは「人の痛みに鈍感な大人」という現象が起きて来るのだと思います。_(_^_)_
その、人の痛みを沢山ご存知の方は、「良心」というものが自ら働く様な性格を持っているのです。
何故なら「良心」というものは、他人、強いては他の生命との関係の中でしか自覚できない性質のものだからです。
人の痛みを知る人は、相手の立場に立つ事ができて「相手に悪い」という心が有るから、自分の中から生まれる「良心」というものを持てるのです。
ですので魂の年齢の高い方ほど、その経験値に比例して、全体の事を考えられる広い視野からの思いやりを持てるのだと思います。
そして、そういう事を考えますと、今世の肉体の年齢だけからの「長く生きている」というだけでは威張れないかもしれません。(笑)
ご自分が親だと威張っていたら、子供の魂の年齢の方が上だった!な~んて事もあるのですから!?(笑)
ですので、私が自分に心がけている事は「どんな人からでも学ぶ」という姿勢なのです。☆彡
私がバレエ団に所属していた若い頃、教師からこんな言葉を聞いた事があります。
「上の者は、下の者の事は良く見えるけれど、下の者は、上の者を理解する事はできない」
これは正に「経験しないと、真の理解には至らない」という事なのだと思います。
違う言葉で表現しますと、「大きなキャパシティの者は、小さいキャパシティの者を正しく観る事ができるけれども、小さなキャパシティの者は、その自分の小さな器でしか計る事ができませんので、キャパシティの大きな者への正しい判断は、できない」という事なのです。
だって経験しなければ、解らないのですから・・・。
ですので皆様。
もしご自分の周りに、相手の立場でものを考えられない方や、 "良心の呵責" という、他人に対しての思いやりをお持ちになれずに、図々しくふてぶてしい態度の方がいましたら、
年齢に関係なく「あ、アナタは生まれ変わりの回数が、少ない赤ちゃんなのね~ ♡」と思うと、ご自分が楽になれますよ!? なんちゃって!(笑)(^^ゞ
自ら「良心の呵責を持てる」という資質をお持ちの方は、最終的には「ご自分を大事にできる方」でもあるのですよ。
だって皆、根本の所では繋がっていますから。《゚Д゚》☆彡
そして更に「そういう事をするのは、私に相応しくない」と、自らにプライドをお持ちになれる方は、きっと相当、魂の年齢が高い方ではないかと私は思います♫
☆_(_☆_)_☆
何てカワユくて、微笑ましいふくろう達でせう~♫
仲良き事は、美しきかな~♫ ♫ ♡ ♡ ♡
(ちなみにふくろうは、"知恵" を象徴する鳥でございますね~♫♫♫)
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年