- 伊東 なおみ
- ILSランゲージスクール 英語講師および日本語教師
- 東京都
- 英語講師および日本語教師
対象:英語
日本語の助詞の使い方、難しいですよね
私たち日本人が、英語の前置詞の使い方を覚えるのと同じくらい難しいと思います。
例えば、、、
①I bought flowers (for/to) him. (=I bought him flowers.)
②I asked a favor (for/of/with) him. (=I asked him a favor.)
上記の英語の問題を解くのと同じくらい難しいと思います。
(答えは①for、②of)
生徒さんに、「日本人は、これ(=助詞の使い方のこと)、間違えずに使えますか?」と質問されましたが、助詞は他の文法事項、たとえば可能形(~れる、~られる)や使役(~せる、~させる)のように、お決まりのパターンに当てはめれば話せる項目ではないので、一層学習者を混乱させます。
でも、こればかりは日本語ネイティブとして日本語を習得して来なかった方には理解が難しいかもしれません^^;
英語の前置詞と同じように、助詞はイメージが大切です。
日本人の場合は、、、
「カードはこの中に~」と「カードはこの中で~」の二つの文を聞いただけで、「~」に来る動詞の予測がある程度つきますが、外国人の方は、「に」と「で」だけでは判断が難しいです。
ここでの「に」の場合は、中へ入れるようなイメージを持つ動詞や、動作の到達地点を表す動詞が来るので、「入れてください」、「置いてください」、「しまってください」のような動詞が来ますが、ここでの「で」の場合は、その場所で何かをする動詞が続くので、「書いてください」や「渡してください」のような動詞が来ます。
このように、助詞を理解するのには、英語の前置詞と同様、イメージがとっても大切です。
では、最後に練習問題をやってみましょう!
Q:「に」と「で」のどちらが入るでしょうか?
①みなさん、今すぐ会議室( )集まってください。
②荷物はそこ( )置いておいてください。
③毎朝、会議室( )勉強しています。
④荷物はそこ( )開けてください。
いかがでしたでしょうか?
答えは、、、
①に、②に、③で、④で
もう少し練習したい方は、ネット上で見つけたのですが、このようなページを利用してみてくださいね!:
http://www.geocities.jp/kotobano_hatake/particle/joshi_top.html