9/21(日)全力で一か所に懸命に取り組む - 飲食店経営全般 - 専門家プロファイル

杉山 春樹
株式会社フード&サクセス 会長&事業プロデューサー
静岡県
飲食店コンサルタント

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対象:飲食店経営

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閲覧数順 2024年04月15日更新

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9/21(日)全力で一か所に懸命に取り組む

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『全力で一ヶ所に懸命に取り組む』


高卒で株式会社リコーに入社し、僅か5年で海外の技術指導員に抜擢され、
帰国後、東北リコーのトップにまで上り詰め、白幡(しらはた)洋一さん。

その後はJ1、ベガルタ仙台の社長としてチームの躍進に尽力しました。

その白幡さんの活動を支えたものとは何かをある雑誌の対談で話していました。

「なるほど・・」と感心しましたのでご紹介したいと思います。

抜く抜かない』を心掛けました。

東北リコーの取締役に就任した際に当時の社長から、
中国の古典を勉強するようにアドバイスを受けました。

薦められて読んだ本の一冊、
『菜根譚(さいこんたん)』は私の大切な座右の書となりました。

同書の名言の中でも、とりわけ共感を覚えるのが次の言葉です。

「払意(ふつい)を憂うることなかれ、快心を喜ぶことなかれ、
久安(きゅうあん)を恃(たの)むことなかれ、
初難(しょなん)を憚(はばか)ることなかれ」

「思いどおりにならないからといって、心を痛めてはならないが、
思いどおりになったからといって、有頂天になってもいけない。

平安無事が続いても、それを頼りにしてはならないし、
最初に困難にぶつかっても挫けてはならない」という意味です。

高卒の私が社長の重責を担うことができたのは、
この言葉を知らず知らずのうちに実践してきたからだという気がします。

課長時代は課長として、部長時代は部長として、
そして事業部長時代は事業部長として、
私はそれぞれの役割を全うすべく常に全力を尽くしてきました。

『菜根譚』の言葉はまさしく、行く先々で「一所に懸命になる」という
私の信条にも通じていたのです。

私はこの姿勢を、『抜くを抜かない』とも表現しています。

仕事には問題がつきものであり、人はその問題を乗り越える度に成長します。

そして難しい問題を乗り越えるために大事なことは、
「考え抜くこと、やり抜くこと」、つまり徹底して諦めずに取り組むことです。

「抜くを抜かない」ことによって、人は成長を実現するというのが、
きょうまでビジネス人生を歩んできた私の実感です。

こうした経験を踏まえて、いまの若い方にお伝えしたいことは、

自分の適性や自分に合った仕事を
過度に追求し過ぎないほうがよいということです。

縁あって入った職場、与えられた環境で、
まずは本腰を入れて仕事に打ち込んでみる。

そういう姿勢で仕事に向き合わない限り、
自分の適性に合った仕事は一生見つからないと思うのです。

自分の本当の適性というものは、

与えられた仕事に
一所懸命に打ち込むことで初めて見えてくるものだからです。

どこへ行っても楽な仕事というものはありません。

しかし、そこで臆することなく、誠心誠意、全身全霊で向き合うことで、
やがて仕事に打ち込む楽しさが分かるようになるのです。

天職というのはそうして掴むものだと私は思うのです。

(白幡洋一)

白幡氏が言うように、

天職とは、「見つけるもの」ではなく、「掴むもの」なのかも知れません。

だから、「いま、目の前のこと」に・・、「与えられた仕事」に・・

「これは私の仕事」、「この仕事が私を育ててくれる」」と言って、

「抜くこと」を「抜かないで」、全力で一所懸命、取り組みましょう。

「言葉はちから」です。

口にした言葉が支えとなり、力となって

全力で取組む姿勢が生まれるでしょう。

その全力で一所懸命に取組んだ仕事が、あなたの天職となり、

あなたの歴史となり、人生となるでしょう。

さあ!!、今日も、

「言葉のちから」を信じて

明るく、元気に、

「抜くことを抜かず」に

ウキウキ、ワクワク、仕事を楽しみましょう。

大丈夫!大丈夫!

あらゆる点で一層良くなる!

必ず良くなる!

良かった!良かった!

ツイてる!ツイてる!

ありがとう!

素晴らしい仲間達と

共に生き!!

共に歩み!!

共に成長しましょう!!