50歳からは人生を楽しむ家づくり　　17

　機会が有って自分の家を改装した時に、興味と節約の両方で改装中の部屋の

　ぺンキを 自分で塗ってみました。

 

　改装なので既存の部分あり、新しい部分ありで、それが同じ様に綺麗に

　なる様にペンキでお化粧なおしです。

　塗装の基本は下地からと言う事で、約20畳程の部屋中の木部分の下地を

　丸２日かけてやすり掛けし続けました。その結果、髪や体中削り粉だらけで

　咳は出るは、コンタクトはざらざらするは、巾木など下の方が多かったので

　腰痛は出るはで散々でした。

　但し苦労の甲斐有ってか、下地が良くて（？）塗装の方は比較的簡単で

　「これならプロに頼まなくても大丈夫だわ！」とルンルンでした。

　でもその後の難関はマスキングテープで、この剥がしがとても難しいのです。

　塗料を多く塗りすぎた部分は数日乾かしても塗料とテープがくっついてしまって、

　うっかり剥がすとせっかく塗った塗装まではがれたり、テープと一緒に壁の塗装が

　はがれたりと・・えらい大変でした。

　いつもは私は現場の監督で「もっと綺麗に塗って！」とか偉そうに命令ばかり

　していたのに、職人さんがどんなに大変か分かってちょっと反省しています。

　友人が古いコンソールをペイントしてアート作品にしたもの

　ほんの少しですが自分で施工に関わってみると、良い事も沢山有ります。

　毎日施工現場を細かいところまで見るので、普段気付かない細かい直しや、

　少し変えると使い勝手が便利で良くなる部分とかが見えてくるのです。

　その結果、私の家の場合は不要と思われるドアを２枚はずして捨ててもらい、

　部屋がとても広く使える様になりました。

　照明も手持ちの物や新しい物を一番良い位置に設置してもらい、テレビは新しい場所に

　倒れないようにネジ止めで設置してもらい、絵画などもこれはと思う場所に掛け直して

　てもらい・・・等々、職人さんがいる内に普段の生活に便利な様にあれこれ直してもらいました。

　正直言って自分の手で何か改装するのは本当に大変！

　私は建築家ですが全くの門前の小僧で、自分で施工に手を出したのは初めてです。

　でも一度決心してやってみるとこれが中々楽しいのです。

　このくらいなら自分で出来ると言うのも分かって、次回の自分リフォームの予定も考えて・・・。

　皆さんも思い切って自分でプチ改装をして見ませんか？新築や改築まで行かなくても、

　小さな改装なら自分で出来るものも有ります。でも計画は綿密に立てないと

　失敗します。宜しければ相談に乗りますよ。

　大変だけど今後の楽しい生活の為にちょっと勇気を出して・・・・・。