直帰率が高くても問題ない場合、低くても問題がある場合 - アクセス解析・効果測定 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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直帰率が高くても問題ない場合、低くても問題がある場合

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スポーツの秋といいますが、

今年の秋は例年になく盛り上がりますね。


錦織選手をヒットに、野球にしろさっかーにしろ世界大会にせよ、接戦が多いように感じます。

力の均衡があるのはいいですね。


皆さん、こんばんは。大阪に移動中の小坂です。


弊社ではアクセス解析をする場合に、

Googleアナリティクス(GA)とシビラを利用することが多いです。


ウェブ解析は色々なツールが登場して、「楽」になったようにも見えますが、

その分落とし穴も増えたなあと感じることが多いです。


その一例に「直帰率」があります。


直帰率というのは「低いほうがいい」。

定説ですね。


でもなんとなくGAなどで見て「直帰率が低いから問題なし」「直帰率が高いからまずい」と思っていませんか?


解析の設計を誤ると、とんでもない判断ミスを犯します。


何故こういうことが起きるかというと、オウンドメディアと呼ばれる自社運営サイトが増え、

広告やソーシャルなどが混じっている中で、一貫した解析ができないと、おかしなことが起きます。


特に、GAはマルチドメインの解析が面倒ということがあり、ドメイン(正確にはFQDN)ごとの

解析をする会社が多いです。


ですが、特に一定規模の会社だと、ドメイン単体の解析が誤りを犯す原因になることがあります。


例えば、

・その会社で最も集客力があるサイトがあります。

 そのサイトから、他のサイトへどんどんパスがつながっていうようなサイトです。

 このサイトの直帰率をGAを使って単体サイトで測っているとどうなりますか?


 直帰率高くなります。違うサイトに「出て行っている」から。

 本当はパスをつないでいるのに。


・逆にそこから受け取ったサイトはどうでしょうか?

 1ドメインだけの解析でやると「流入が多い」と判断されます。

 でもこれって正しいですか?


 親分から来たパスは流入ですか?


 親分から来たパスは「エンジェルパス」なので、その後もつながり、直帰率は低い。

 でも自分で集めた流入では実は広告の失敗で直帰が多い。

 という場合に、単体の解析だと、この「失敗」に気づきません。


これからはユニバーサルデザインと言われ、デバイス(PC・モバイル・タブレット)を横断して

解析する時代と言われていますが、同様にサイトも統合して解析しないと、

必要に応じてセグメントするという考えでやらないと、解析を誤ることになります。


解析を誤ると施策を誤ることになりますから、一大事です。


という久々に解析の真面目な話でした。


マルチドメインの解析は「シビラ」が得意ですので、是非お任せください。


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