- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
スポーツの秋といいますが、
今年の秋は例年になく盛り上がりますね。
錦織選手をヒットに、野球にしろさっかーにしろ世界大会にせよ、接戦が多いように感じます。
力の均衡があるのはいいですね。
皆さん、こんばんは。大阪に移動中の小坂です。
弊社ではアクセス解析をする場合に、
Googleアナリティクス(GA)とシビラを利用することが多いです。
ウェブ解析は色々なツールが登場して、「楽」になったようにも見えますが、
その分落とし穴も増えたなあと感じることが多いです。
その一例に「直帰率」があります。
直帰率というのは「低いほうがいい」。
定説ですね。
でもなんとなくGAなどで見て「直帰率が低いから問題なし」「直帰率が高いからまずい」と思っていませんか?
解析の設計を誤ると、とんでもない判断ミスを犯します。
何故こういうことが起きるかというと、オウンドメディアと呼ばれる自社運営サイトが増え、
広告やソーシャルなどが混じっている中で、一貫した解析ができないと、おかしなことが起きます。
特に、GAはマルチドメインの解析が面倒ということがあり、ドメイン(正確にはFQDN)ごとの
解析をする会社が多いです。
ですが、特に一定規模の会社だと、ドメイン単体の解析が誤りを犯す原因になることがあります。
例えば、
・その会社で最も集客力があるサイトがあります。
そのサイトから、他のサイトへどんどんパスがつながっていうようなサイトです。
このサイトの直帰率をGAを使って単体サイトで測っているとどうなりますか?
直帰率高くなります。違うサイトに「出て行っている」から。
本当はパスをつないでいるのに。
・逆にそこから受け取ったサイトはどうでしょうか?
1ドメインだけの解析でやると「流入が多い」と判断されます。
でもこれって正しいですか?
親分から来たパスは流入ですか?
親分から来たパスは「エンジェルパス」なので、その後もつながり、直帰率は低い。
でも自分で集めた流入では実は広告の失敗で直帰が多い。
という場合に、単体の解析だと、この「失敗」に気づきません。
これからはユニバーサルデザインと言われ、デバイス(PC・モバイル・タブレット)を横断して
解析する時代と言われていますが、同様にサイトも統合して解析しないと、
必要に応じてセグメントするという考えでやらないと、解析を誤ることになります。
解析を誤ると施策を誤ることになりますから、一大事です。
という久々に解析の真面目な話でした。
マルチドメインの解析は「シビラ」が得意ですので、是非お任せください。
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