- 須藤 利究
- 有限会社RIKYU・コンサルティング 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
主にマンション分譲や建築業者ですが、
先日、東証1部のアーバンコーポレーションが事実上倒産しました。
社債発行が200億円あるので、一般投資家の方にも影響が出るでしょう。
マンション関連業種が上場企業でも数社倒産しています。
銀行からお金は出ない。マンションは売れない。毎月の固定費は出て行く。
これではいつか支えられなくなりますよね。1社の倒産が関連する
建築業者の連鎖倒産を呼ぶパターンになっています。
金融庁が昨年春、ミニバブルを警戒して不動産融資に警告を発してから
銀行からお金が出なくなったのと、マンション価格が高くなりすぎたのが、
大きな2つの要因だと思います。一般的に年収の5倍が買える住宅の限度と
言われています。都内を中心にその金額を超えてしまったのですね。
建設資材の高騰などの要因もあるのでしょうけど、年収の5倍近辺まで
価格が下がることと、まだマンション価格は下がるという空気がある限り
マンション不況からの脱却は難しいですね。
銀行の不動産融資と地価の下げ止まりの雰囲気が出てこない限り
マンション不況は続く気がします。
それにしても国は何も策を講じないですね?・・・