意志を強くする方法 ② - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月22日更新

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意志を強くする方法 ②

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前回は、生まれつき怠惰な人間が強い意志を持つには、情熱から生まれる「目的」という動機が無ければ続かないというお話しをさせて頂きました。(^^✿

そしてもう一つ、人間が何かを続けるには "快感" を感じなければ、続かないというお話しもさせて頂きました。

ですので、なかなか難しいダイエットや運動の習慣化などを成功させるには、その「目的を実行する事」の方が "快感" にならなければ、絶対続かないものなのです。

 

 

目的を実行する快感(運動する快感・食べないでいる快感) > 食べる快感

 

 

「意志の強い人」というのは、この「快感に感じる事を選んで、続けている人」という事なので、決して我慢をして頑張っているという感覚ではない。 だから、続くのです。《゚Д゚》☆彡

 

そこから生まれる維持力を、人は「意志の強い人」と思うのでしょうけれど、それは単に「心地の良い事を選んでいる」だけのお話しなので、本当はそんなに偉い事では無いのかもしれない!? ですね~?(笑)

 

 

多くの皆様は、頭では「ダイエットした方が良い」や「運動した方が良い」というのは、嫌と言うほど分かっていらっしゃる。(でも続かない)

ではそちらを "快感" と感じる様にするには、どうしたら良いのでしょう?

その様に、人間が "不快" と感じるものを "快感" と感じる感覚にシフトするには「発想の転換」というものが必要になります。《゚Д゚》!?

 

 

ちょっとダイエットから話しが逸れますが、その「発想の転換」の解り易い例えとして、自分の体験談をお話しさせて頂きましょう。(^^ゞ

 

 

私が現役だった若い頃、足を怪我して半年くらい舞台に立てなかった事がありました。

何処へ治療に行っても治らず、大好きな舞台に立つ事ができないのは、当時の私には本当に辛い事でした。

 

「絶対、どうしても治したい !!」

そんな思いが日増しに募るある日、私は教師の方から紹介された鍼治療に通う事になりました。

 

普通「鍼治療」などというものは、鍼というイメージから、進んで「通おう!」などとは決して思わない場所ですよね~?(-_-;)

でもその時の私には「何としてでも治して、大好きな舞台に立ちたい!」という、"明確な目的" がありましたので、藁をもすがる思いで「通おう!」と決意しました。(※本気の目的は、人を強くします)

 

 

ちなみに鍼の治療というのは、健康体ですと「心地良く感じるもの」なのですが、怪我などをしていて気の巡りが悪くなっていると、痛みを伴う時があるのです。

それはきっと、悪くなっている所は神経が過敏になっているからなのでしょうね~。(^^;

 

 

そこの鍼治療は私にとても合っていた様で、半年間取れなかった痛みがみるみる取れて行き、私はすぐに踊れる様になりました。☆彡

又私はその時に、鍼の先生から勧められた「玄米菜食」の食事療法も併用して頑張りました。 (※本気の目的は、人を強くします)

それから何かあると、私はそこの治療院に通わせて頂く様になったのですが、或る日、治療中に痛みを感じた時にこう思いました。

 

「治療院で痛い思いをした分、稽古場で足が痛く感じないなら、そちらの方が良い」と。(※くどい様ですが (笑)、本気の目的は人を強くします!)

そして、それを鍼の先生に話したら、「そう!人間は、その発想の転換が大事なんだね~!」と言われました。(^^☆

 

 

以上、私の体験談ですが、目的がいかに人を強くするかは、解って頂けましたでしょうか? (^^♪

 

 

皆様がダイエットに "明確な目的を持つ事" と、"発想の転換" という工夫をなされば、苦痛と思う感覚が変化して「意志の強い人間」になる事もできるのです。

ただ、発想の転換をするには、比較対象できる何かがないと成りません。

 

 例えばダイエットで言えば、

「身軽に動ける快感」と「食べ過ぎて、心や身体が重たく感じる不快感」とか、

「綺麗でモテる、イケてる自分」と「食べ過ぎやだらしなさから来る自己嫌悪のオーラを放つ、イケてない自分」

みたいに!?(笑)

 

そのどちらに快感を感じるか?という、その自覚と感覚が変われば、ダイエットの努力や工夫が楽しく感じられて来ますし、楽しければ続けられるものになるのです。(^^♪

 

 

人間は「せねばならぬ」の我慢でおやりになるものは、決して続かないのです。

「意志が弱い」と仰る方は、そういう我慢という不快感で頑張るので、続かないのではないでしょうか?

 

 

ダイエットに限らず、ご自分が「そうしたい」という能動的な行動になっていれば、それはご自分の自発的な意志の選択になり、「頑張る自分が好き♫」「こっちの自分の方が好き♫」という、快感からの行動になるので継続が可能になるのです。☆彡

 

 

ちなみに、皆様が「意志の強い人」と感じられる方というのは、豊富な経験があり、その比較対象できる引き出しの数が多い分、色々なものを "不快" から "快" に変えられる魔法を沢山持った方だという事なのです。

《゚Д゚》☆彡

 

 

最初から意志の強い人間なんて、この世にはいません。

 

 

そういう知恵でもって努力をした分だけ、人は 「意志の強い人間」に育って行くのですね。

そしてその条件は皆一緒で、平等に与えられているのです。 ☆_(_☆_)_☆ 

 

 

 

さて皆様は、何をどう選択されますか? (^^♪

 

 

 

 

  (ポストカードより♫)

 

 

意志力の強い方は、周りに流されない "自立した自分" というものを内に秘めています。

そういう方は、孤独に強い人でもあります。

 

孤独の時間というものが大事なのは、それが一番自分というものを育てる時間になるからです。☆彡

孤独にならなければ、人は「自分と向き合おう」とは決してしません。《゚Д゚》!!

 

 

自分を静かに内観する時間は、非常にリッチな時間になり、そういう落ち着いた心が、意志力を強化する事にも繋がります。☆彡

 

 

 

 

 

 

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年