今回のテーマは前回の内容に引き続き、「強い意志力」にも繋がるお話しになります♫ (^^✿
皆さんは、忍耐力と我慢の違いをご存知ですか?
この二つはとても似ていますが、私的な捉え方では、根本的な所で心理的に大きな違いがある様に思います。
人間の人生というのは、なかなか自分の思い通りには行かない事もしばしばです。(ー ー;)
私達は皆、一人で生きている訳では無いので、或る意味それは当たり前の事なのですが、中には自分の思い通りにならないと、忍耐力が無くて周りに迷惑をかける人もいらっしゃいますね? (^^;
そういう意味でも「忍耐力」というものは、人間がお互い学んで育てて行かなければならないものであり、身に付けなければならない大事なものの一つです。
又、人間が身に付けなくてはならないものに「集中力」というものもありますが、この集中力を身に付ける為に不可欠なものも「忍耐力」なのです。《゚Д゚》!
では、「我慢」とは何でしょう?
人間が生きて行くのに大事な「忍耐力」とは、どこが違うのでしょうか?《゚Д゚》???
この二つの根本的な違いは、物事の受け取り方が「 "能動的" なのか?、"受動的" なのか?」という所にあると思います。☆彡
「我慢」というのはストレスを受動的に捉える形。
つまり、外からのストレスを「嫌々受け止めて頑張る」「本当は自分の本意では無い」という消極的で受け身の思いから生じる感覚で、ネガティブな心理を生んでしまうのが「我慢」です。
これとは反対に「忍耐力」というのは能動的です。
表面的には同じである外からのストレスを、「しっかり受け止める」という、自分から積極的に「受け入れる」思いから生じる感覚で、ポジティブな心理が働くのが「忍耐力」なのです。《゚Д゚》☆彡
この二つの感覚の違いは大きいです。
同じ物事を「どう捉えるか?」で、ネガティブなエネルギーで努力するか、ポジティブなエネルギーで努力するかに分かれますので、心理的にとても大きな違いや影響を生むからです。《゚Д゚》!!
人間に「我慢」が続かないというのは、この消極的な受け身の「ネガティブなエネルギー」で頑張るからです。
同じ事でも、積極的に能動的に受け入れて、「ポジティブなエネルギー」で努力するものは、続くのです。
そうして、その積み重ねで培ったものが「忍耐力」という、目に見えない自分の大事な "財産" になるのですね。(^^☆
人は良く「あの人は優雅である」とか「エレガントである」と言いますが、それはこの忍耐力を身に付けられた方を指します。
人として "優雅" であるという事は、こうした忍耐力という努力の賜物なのです。☆_(_☆_)_☆
もし「私は意志力が弱い」と自分で思われている方は、ネガティブな「我慢」で頑張っていらっしゃるのではありませんか? (^^ゞ
今回お話しさせて頂いたものを視野に入れ、同じ行動でも「能動的に受け入れる」という発想の転換で、ポジティブな「忍耐力」に切り替えて取り組めば、強い意志力がいつの間にか自然に身に付いて参ります。
そういうポジティブなエネルギーからの行動を習慣にできれば、徐々に「以前より意志の強い自分」になって行く "快感" を味わえ、又それは「自分自身を尊敬できる」という "最高峰の快感" にも変化して行くからです。(^^♪
そういう快感を経験されて理解できれば、少しづつ「強い意志力」というものを努力して身に付けて行く事が、楽しく感じられて来る事でしょう♫
忍耐力とは、「不可避なストレスを静かに、そして能動的に受け入れる事」であり、それは 優雅な "大人の資質" であると言えます。☆彡
素敵な大人になる為に、試してみる価値はあります!
☆☆☆♔☆☆☆ (^^☆
これも私が大好きなポストカードの一つです。♡ ♡ ♡
見る度に、私は美しさに感動してしまいます♫ 《゚Д゚》☆彡☆彡☆彡
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年