皆様は「頭が良い」というと何を連想されますか? (^^☆
大概は「勉強のできる成績の良い人」とかをイメージされるのではないでしょうか?
そういう頭の良さは「知識」が豊富という事で、記憶力が良いとか、博識であるという頭の良さですね?
確かにそれも「頭が良い」の中の一部ではありますが、これとは質の違う、知識よりも凄い頭の良さというものがあります。《゚Д゚》!?
それは、「知恵」というインスピレーションです。☆彡
知識というものは、過去に勉強したり体験したりした、前例の中で学んだものを指します。
殆どの方は、この「知識」というものを主体にものを考え、受け取り、判断しています。
世間では良く、仕事の時に使われる「マニュアル」なんていうものも、この部類に入ります。
でも日頃、その知識だけで判断される事ばかりしていると、所謂 "知識お馬鹿さん" になってしまい、「最初から答えを決めているので、新しい事を受け入れられない」とか
「思い込みが激しく、自分の知識が先走りして、人の話しを聞かない」という様な、融通の聞かないガチガチな石頭になってしまうという一面があります。
(一部の専門家の方が「木を見て、森を見ない」と言われる現象も、こう言う事なのだと思います)
そして世の中の殆どの方が、意識せずにそういうマニュアルに囚われて生きていらっしゃるのですね。
今はインターネットなどの普及で、そういう知識(情報)に溢れ過ぎている分、ご自分の経験から考えるという事ではなく、頭での知識ばかりが先行してしまう方が本当に増えています。(ー ー;)
そういう方は、ご自分が何かをおやりになる前に、勝手に思考だけ先走りしてものを考えてしまうので、結局「他人の経験」を自分の判断にしてしまうのですね。
しかも、自分がおやりになる前に・・・!? (^^;
人間が違うのですから、本当は各自のお答えはそれぞれ違うはずですし、ご自分でやってみる事が、その方に取っての最良の答えになるのですが、
それを体験されないまま、頭だけの理解で終わってしまうという、「絵に描いたお餅」的な体験しかされない残念な方は本当に多いのです。(ー ー;)
(そういう方には「やってみなければ分からない」という発想は無い様です)
それでは「知恵」とはどういうものなのでしょう?
それは、今までの知識の中に答え (マニュアル) の無いもの = 新しい経験をした時に、それに瞬時に対応できて答えを出す様な働きの事を言います。《゚Д゚》☆彡
知識というのは「外から答えをもらうもの」ですが、
知恵というのは「自分の中から、答えが出て来るもの」、つまりインスピレーションを受けるという能力です。
インスピレーションは「創造性」にも通じ、この世の中で "天才" と言われる方は、このインスピレーションを受け取れる能力を備えた方、云わばパイオニアになった方々を指します。☆彡
そしていつの時代も、その「知恵」を授かったパイオニアの方達が、世の中を変えて行くリーダーになるのですね。 《゚Д゚》☆彡☆彡☆彡
パイオニアになる天才の方というのは、今まで誰も思い付かなかったもの、新しい考えを最初に理解する人なので、最初は誰からも理解されず、変人扱いされるという宿命もある様です。( ; _ ; )
天才の人が一瞬で理解できた事を、普通の人が「知識」でそれを理解しようと思う様になるまでには、長い時間というものが必要の様です。《゚Д゚》☆彡
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年