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建物の老朽化は深刻な問題になる

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不動産コンサルティング

広島の土砂災害により、日本国民の災害に対する意識が高まっているように感じます。
ご自分のお住まいを、ハザードマップで確認した人も多いかと思います。
災害についての備えは、一時的なものに終わらせず、日頃から怠らないように心掛けてほしいと思います。

不動産には、災害だけでなく、大小、様々なリスクがあります。
100%、パーフェクトな不動産はありません。

リスクの多くは、発生する確率が低く、問題にされません。
しかし、その中には、人命にかかわることもあります。

私が、今後、増加すると思っているのは、建物が老朽化することで起こる事故です。
たとえば、ビルの屋上にある高架水槽、看板、外壁の落下事故が挙げられます。

私が所有者から相談を受けたビルで、落下事故が発生したことがあります。
所有者は、資金繰りの問題から、ビルの修繕費用やリニューアル費用を捻出できない状態でした。
修繕費用も捻出できないようなら、即刻、売却するべきとアドバイスさせていただきました。

私が、外観の目視点検を行ったところ、屋上にある丸い高架水槽が気になりました。
支柱がひどくさびていたからです。
台風などで落ちるのではないかと、リスクを所有者に報告しました。

売却は、銀行との任意売却交渉があり、時間がかかりました。
そして、その交渉中に、高架水槽は台風で落下しました。

ビルの屋上から下には落下しなかったこともあり、大事には至りませんでした。
もし、ビルの下まで落下し、人が通行していたら・・・
そう考えるととても恐ろしくなります。

中小のビルや賃貸住宅において、その経営がかなり悪化しています。
メンテナンスや設備の更新ができなくなっていることも多いのです。

これからの日本は、老朽化したインフラ、建物や設備の更新がうまくいかなくなるでしょう。
それが人命を奪う事故になることもあるかもしれません。
このようなリスクがあることを認識し、できるだけ古い建物には近づかない、などの意識を常に持つ必要があります。

また、所有者は、建物を修繕して有効活用してくれる方に売却するか、新たに建替える資本力のある方に売却する決断をすべきです。
いつまでも決断を下せず、現状のままで時間を費やすことが大きなリスクとなります。

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