「二人の石切り職人」
旅人が、ある町を通りかかりました。
その町では、新しい教会が建設されているところであり、
建設現場では、二人の石切り職人が働いていました。
その仕事に興味を持った旅人は、
一人の石切り職人に聞きました。
あなたは、何をしているのですか。
その問いに対して、石切り職人は、
不愉快そうな表情を浮かべ、
ぶっきらぼうに答えました。
このいまいましい石を切るために、
悪戦苦闘しているのさ。
そこで、旅人は、もう一人の石切り職人に
同じことを聞きました。
すると、その石切り職人は、
表情を輝かせ、生き生きとした声で、こう答えたのです。
ええ、今、私は、
多くの人々の心の安らぎの場となる
素晴らしい教会を造っているのです。
どのような仕事をしているか。
それが、我々の「仕事の価値」を定めるのではありません。
その仕事の彼方に、何を見つめているか。
それが、我々の「仕事の価値」を定めるのです。
(※「自分であり続けるために」 田坂広志 著 より)
この絵はクロアチアに行った時に購入した絵です。
道で売られていたもので、ほのぼのとした温かさが伝わる絵だったので、思わず購入してしまいました♫
そうしましたら、後で知り合いから「クロアチアではとても有名な画家の絵だ」と言われましたが、お名前は忘れてしまいました。(絵の中の.S.Mというイニシャルしか分かりません)
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このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年