- 横山 彰人
- 株式会社横山彰人建築設計事務所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
キッチンとダイニングの形は家族との距離で選択
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『建築家となら望みどおりの家が建つ』
建築家が明かす家づくりの極意 7-1
2008-08-07 00:09
一つは、''クローズドタイプ''。
このタイプは、キッチンとダイニングを完壁に隔ててしまうので、コミュニケーションがとりづらくなります。しかし一方で、調理に専念したいという人や、片付け下手という人にはたいへん喜ばれます。
二つめは、''オープンタイプ''。
これは、コミュニケーションがもっともとりやすく、家族や友達みんなで調理するという場合にも最適です。ただし、舞台裏などありませんから、いつでも片付けておくという習慣が必要です。
三つめは、''セミオープンタイプ''
と呼ばれるもので、これは、まえの二つの中間の役割を果たすものと考えてよいでしょう。現在ではセミオープンタイプが主流になっているようですが、このタイプをベースとした場合、細部について建築家と打ち合わせていくことで、さまぎまな形をつくることができます。
例えば、子供がまだ小さい場合では、部屋のどこにでも目が届くように仕切りを最小限にします。そして、シンクを壁側ではなく部屋の内側に向けて設置します。さらに、キッチンを、リビングとダイニングに挟まれる形で家の中央に配置すれば、よりいっそう子供の居場所を確認しやすくなるでしょう。
また、忙しい朝でも、家族がテーブルに集まるときは一緒に会話を楽しみたいという場合には、キッチンの対面にダイニングテーブルを設置します。ここで、片付けが苦手という場合なら、ダイニングテーブルが見える範囲で窓をつくり、開閉できるようにすることも可能です。
子供の年齢や生活スタイルによって、キッチンとダイニングの形も異なります。ここでも、自分たちの家族はどのようなキッチンがあれば楽しくコミュニケーションをとりながら食事ができるのか、毎日の食生活をもとに考えてみましょう。
具体例としてBlog(ブログ)でも、
N邸打合せ システムキッチンの話
N邸現場監理インテリア打合せ
N邸システムキッチン搬入
キッチンについてふれております。
ご参考下さい。
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