前回では、因果の法則を理解するには「自分の人生に起きる事は、全て自分に原因がある」と各自が知らなければならない "自己責任" の大切さについてお話しをさせて頂きました。 _(_^_)_
キチンとそこを把握されないと、この因果の法則の素晴らしさに辿り着けないので、ここはとても大きなポイントになります。
でもそんなに大事な事だとしたら、では何故多くの方はそれをご存知ないのか???
それは生まれる時に私達は、全て前世での記憶を忘却する様になっているからなのですね。《゚Д゚》!!
何故なら、そうして絶えずゼロのスタートから人生を始めて行かなければ、真の学び・・・、つまり前世で克服できなかったカルマを自力で(※ここ重要ポイントです!)解決して行くという事ができないからなのです。
その様にして私達人間は、一歩一歩自分の自己責任と力量で克服進歩しながら "真の大人" になって行くという生きる目的がちゃんと奥深くに有るのですね。
真の大人とは "心" が成長して行ける事です。その心の成長が人間の真の幸せに繋がって行くのです。
(世の中には肉体的には大人で経済的には自立し、立派に家族を養ったりしていても、精神的には非常に利己的でご自分の幸せしか頭に無い故に、いつも心がササクれ立っている精神的にとても未熟な大人が沢山おりますね?)
そう考えると私達の成長・心の自立=真の幸せに繋がるこの因果というシステムは、私達の為には何と最適で賢いカラクリになっているのでしょうか!
・・・と、皆様、ここまでついて来れていますか~?(笑)
多くの方がご自分の不幸や不運を何かや誰かのせいにしたがりますね?
つまりその原因はご自分の外にあると思っています。
でも考えてみて下さい。
裏を返すとこれは、ご自分の人生は自分以外のものに影響・支配されているという事になります。
「自分ではどうしようもないのだ」と・・・。
いいえ、そんな馬鹿な話しは無いのです!
ご自分の人生はご自分で切り開いて行けるし、修復もして行けるのです。
そうでなければ、お互い何の為の人生でしょうか?
でもその希望が持てる生き方の根に無くてはならないものが、ご自分の人生に起きて来る事に対して自分で責任を持つという事、誰かや何かに責任転嫁をしないという覚悟です。
そのご自身の人生への "自己責任" が真の幸せへのキーになるのです。
それともう一つ、何かや誰かのせいにするという行為の裏にあるものもどうか観て頂きたいのです。
それは自分以外の誰かを加害者にするという行為です。
そこに果たして愛は有るのか?という事をどうかクールに観てみて下さい。
そうしてご自分を被害者としか見ないという事は、決してご自分が成長される事は無く、人に対して怒り・憎しみ・怨み・嫉妬・無関心等が生まれます。
ご自分がそれらを誰かに対して持つという事は、それがご自分が人生で受け取るものになるというが因果の法則です。
この「自分の与えたものが、自身の受け取るものである」という、全ての人の人生に平等に存在する因果の法則。
けれど複雑過ぎて、なかなかそのつじつまが人間には把握できないので「納得できない!」と仰る方も多い事でしょう。
そう言う方の為に、次回ではいくつかのご参考の例を挙げて、私なりの解説を試みて参ります。_(_^_)_
毎日表情変える空。
似た様に見えても、地球が生まれた時から空には一つとして同じ風景は無いのですね~。《゚Д゚》☆彡
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年