- すずき かずたか
- YKクリエイションズ 代表
- 東京都
- 絵本作家・絵本作成出版代行者
対象:イラスト・グラフィック
- すずき かずたか
- (絵本作家・絵本作成出版代行者)
- すずき かずたか
- (絵本作家・絵本作成出版代行者)
イラストを描きたいと思う方が誰でも一度は抱く考えだと思います。
私も当然このような考えを抱いた事はあります。
では結論はどうなのか?
何事も正解・不正解で分類してしまう事は、私は好きではありませんので、私の経験からのみお話させて頂きます。
私の経験上、「正式な美術教育」を受ける事は、必ずしも必要ではありません。
私は元々自己流でイラストを描いていましたが、プロになろうと思った時に「やはり正式な美術教育を受けた方が良いのではないだろうか?」と思い、美術専門学校のイラストレーション科に通いました。
もちろん、そこで得るものはありましたが、確信したのは「自分が今までやって来た事は正しかった」という事です。
好きなものを、好きな描き方を用い、好きな色で描く。
これこそがイラストの基本だと思います。
「いやいや、イラストは人に見られてナンボのものだ。見る人の好みに合わせて描かなくてはいけない」という声が聞こえそうです。
その事自体が間違いだとは言いません。正しい意見の「ひとつ」だと思います。
「ひとつ」と敢えて強調したのは、それが全てではないからです。
「この人にこういう絵を描いてあげたら喜ぶだろう」という考えももちろん大事な考えのひとつですが、そのような一般的な制限は別にして、イラストを描く事の本質はもっと別のところにあります。
それよりも自分の描きたいものを描きたいように、一生懸命描く事で、意図する・しないに関わらずその人の思いは他の人に伝わるという事です。
デッサンにしてもそうです。
理論的な事を言えば、イラストの基本はデッサンです。
鉛筆デッサンを何度も何度も繰り返して描けば、確かに描写力が上がって本物そっくりに描けるようにはなるでしょう。
それもイラストの大事な一部ではありますが、私が言いたいのは、それが出来なくてはダメだなどと思わないで頂きたいという事です。
基本を知らなくても、描く対象物が本当に好きで、その対象物を一生懸命に描いて表現したい、と思えば自然と人の心を打つ絵になるはずです。
小さな子供が描く絵に心を打たれる事がままあります。
それは、何も計算せずに描きたいものを自由に表現しているからだと思います。
イラストを描きたいけれども、自分は正式な美術教育を受けた事がない、描いた作品を人に見せるのが恥ずかしい、などと思っている方に声を大にして伝えたいと思います。
「自分の描きたいものを、好きな描き方で、一生懸命描いてください」
これがイラストを描く上での必要十分条件です。
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