風通しの良い家の仕組みは、風の吹く方位を知ること - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

宮原 謙治
霧島住宅株式会社 
工務店

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対象:住宅設計・構造

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風通しの良い家の仕組みは、風の吹く方位を知ること

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風通しの良いノンエアコン省エネ住宅自然通気工法の家 ノンエアコン省エネ住宅自然通気工法の家の仕組み
立秋になると、暑中見舞いから残暑見舞いに変わります。

この季節の変わり目は、風の吹く方位の変わり目でもあります。

大阪・枚方市では、暑中見舞いの季節は、東、南の風が多く吹きますが、

残暑見舞いの季節になると西からの風が多くなります。

                 『最高気温を記録しました。』

の、ニュースを聞いたり目にするのは8月中旬から下旬にかけてです。

残暑は9月一杯残りますが、不思議なもので9月に入ると北からの風が多くなります。

しかし、西窓や北窓は、夏は暑さ・冬は冷気を呼び込みますから大変です。
          
                 窓は自然の恩恵の取り入れ口です。

このことは、季節による風の吹く方位をしっかり調査して計画することを意味しています。

建築する場所の地域の風の吹く方位は、気象庁などの観測データーで確認(風配図)できますが、

計画地の風の吹く方位はそこに住んでいる人が一番良くわかります。

日頃から季節による風の吹く方位の注意していることが大切です。

もう直ぐ立秋(8月7日)です。現在お住まいの風に吹く方位(流れ)が、どのように変化するか気をつけてみてください。


エアコンと換気扇がセットの不自然な高気密高断熱住宅でなくても、

風の流れを理解して上手に活かせば、風通しの良い暑さ知らずの夏・・・・

                    意外と身近なところにあるのではないでしょうか?


謙さんブログ:http://blog.livedoor.jp/kirishimaj/