人を見る眼を養う

以前、松井さんを慕って色々と学ばれている男性がおりました。

ある日、その男性がこんなことを言います。

「○○さんは、仕事で成功されて出版もしてて凄いですよね！」



それを聞いた松井さんは、次のようなことを言いました。

「世の中には凄い人なんて一人もいないんだよ。尊い人はいるけどねぇ。」

「もし本当に凄いと言う人がいるなら、僕の前に連れて来てどれだけ凄いか聞かせて下さい。」



何故、こんなことを言ったかといえば、その男性が色眼鏡で人を見て、相手の本質を見ていなかったからです。

・社長をしている
・出版をしている
・講演をしている



と、良いことを言っているから、良いことを書いているから、当人も良い人に違いない…という思い込みがあったのですね。

言うことと、やることは天地の差くらい違うのです。

三歳児でも知っているようなことでも、実際にやるとなれば難しいことは多々あります。

社会的な成功と人格は、あまり関係無いことが多いのです。



その色眼鏡を外すのは容易では無いのですが…。

松井さんが、男性にあえて伝えたのは、男性自身が心の学びをしようとしていたからです。

そして、心の学びを深くしていくことこそが、相手の本質を見抜くことにも繋がってきます。



自分のエゴを薄くしていくことで、相手のエゴの強さも分かるようになっていくものなのです。

思い込みの力というものは恐ろしいもので、「この人は良い人だ」と思うと、裏側にある本質が見えないこともあります。

ただ、いくら裏の顔を隠そうとしても、学びが深くなってきた人から見たら、ドロドロとした心の闇が見えてしまうのですよね。

逆に言えば、自分の心を深く追求していくことで、相手を見る眼が養われるということでもあるのです。



7月13日(日)は、心の勉強会が開催されます。

次回は中道の境地ということで、バランス良く生きていくということはどういうことなのかをお伝えしていく予定です。

気功の方はチャクラの覚醒実践を行っていきます。

心の勉強会は上級編なので、初めての方は「気功と仏教の入門講座」から始められることをオススメします。

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★7月27日（日）、菩薩の道と仏の道の違いとは？
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