身体に『居着き』はいけません！

居着くのは良くないとは武道でもよく言われています。

居着くとは…？

１ そこに落ち着いて、いつづける。「人づかいが荒いので店員が―・かない」
２ 来たまま帰らずに住みつく。居すわる。住居を定める。「のら犬が家に―・く」「デジタル大辞泉」

そのままの状態でヨシとして、その地点にいつづけてしまう

という意味合いで「居着き」は良くないと言われているんですね。

身体の状態も、同様です。

身体の状態を良好な状態で維持しようとすれば、

全く何もしない状態を継続するだけでは難しいんです。

その場合は、「ゆるやかな低下」がおこっています。

普通に動かせているから・・・と暫くして身体が重く感じる様になった。

足があがらなくて、躓いてしまった。

そんなときは、緩やかに気付かない位に

筋力の低下や、可動域（動かせる範囲）の低下が起こっているのかも知れません。

現状を維持していこうと思ったら、残念ながら何もしないでは難しいんですね。

高齢の方には、体力を維持して頂く為に身体を動かして頂く際

「全く動かさなければ低下してしまいます」

「少し動けば、現在の状態からの低下率が低くなります」

「現状維持の為に、もう少し動かしてみませんか？」

「もっと、動かせればより楽しく身体を動かせる様になりますね！」

と言った感じで、段階的なイメージをして頂きながら施術アプローチをしています。

高齢者の方は、とても低下が顕著です。

でも、身体を動かしている筈の若い方でも、

気付かず低下されている場合も・・・・。

学生時代には走れていた距離で息切れがした。

少し、身体を動かす際に重く感じられる様になった。

疲れがなかなか取れなくて・・・

「疲労」は身体の状態を御自身で確認できる目安の一つです。

そして、各関節は辛さをみるバロメーターでもあります。

足の関節が動かしづらいな・・・と感じたら、

ゆっくり入浴中に、足の関節を曲げ伸ばししながら擦ってみて下さい。

施術の専門家ほどでは無いですが、

辛い自覚場所をスムーズにする為、

セルフメンテナンスの一つとしてやってみて下さいね。

今の時期、暑くて入浴を躊躇ってシャワーで済ませている方は

（ハッカ油）

こちらを1～２滴、浴槽に垂らしてから入浴してみて下さい。

暑いお湯なのに、爽やかな爽快感でくつろげますよ。

但し、入れすぎはツンドラ地帯に放り出された様な皮膚感覚を

うっかり体験してしまう事になりますから、くれぐれもご注意下さいね。

その辛さは人それぞれ、そして軽減する方法も人それぞれ。

その方毎の相性の良い方法を模索するのが、筆者の楽しみの一つです。

あれもこれもとやらないうちから悩むよりは、

やってみて、相性があうかあわないかを見ていく方が楽しいのも事実。

人の真似しても何にもならない！大切なのはやる気よ！！

とセーラーマーズが言っていますが、辛さの軽減方法は

色々真似してためしてみてもいいんじゃないでしょうか。

但し、あわないと思ったら無理をせず。

しかし、３日坊主では効果が反映されない可能性が高い事も

どうか心の隅に留めておいて下さいね。

じっくり悩んで、色々考えて、楽しく無理なく出来るを見つけていきましょう！

とりあえず、夏の暑さで嫌になっても入浴だけはしっかりと。

どうか皆さん、今日良い良い日常を