- 碧山 美樹
- プラスエム・アーキテクツ(碧山建築設計室)
- 建築家
対象:住宅設計・構造
私にとっては大切な相棒である。
でも、冬はときどき、ちょっとだけ彼を憎んだ。これまでは.....
冷え込みが厳しくなるこの季節、暖かなひざ掛けにくるまって本でも読もうとすると決まって
『にゃー(あけてくれ〜)』
「もう、しょうがないなあ」と開けても、意味もなくウロウロするだけで、また
『にゃー(あけてくれ〜)』
「........ 」
こんなことをくり返すのもウンザリなので、主な扉に猫ドアをつけることにした。
高性能な既製品も色々あるようだが、うちのはとっても簡単。
ドアを四角く切り抜いてそこに蝶番でアクリル板をつけるだけ。自由にぶらぶら動くように。
外部との出入口は防犯のことなどもあってそう簡単にはいかないが、室内の扉はこんな単純なもので充分である。
猫ドアをくぐるのが苦手なタイプの猫もいるようだが、うちの場合は1日で慣れてくれた。
で、今年の冬はとても快適。
ぶるも自由に家の中を行き来できるし、私達も廊下からの冷たい風に悩まされることがなくなった。
めでたしめでたし。