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「日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?」を読んで食文化の原点を想像する

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私が普段食べている肉は、豚肉、鶏肉、牛肉の3種類だ。
他の肉は鴨くらいしか思い浮かばないから、食べた経験が無いのだろう。
平均的日本人の肉食だ。
この本に出てくるのは、イノシシ、鹿、アナグマ、ハクビシン、トドの肉である。

著者は、西表島から礼文島まで、猟師に同行して狩猟を見て、解体、精肉し一緒に獲物を食べる。

スーパーの精肉された肉しか食べたことが無い私にとって、狩猟をして獲った獲物を解体精肉して食べるという行為がとても新鮮だ。解体シーンの写真も豊富で、普段当たり前のように食べている豚肉や鳥肉も生き物を殺して食べていると実感させられる。

野生動物を食べる食文化は、地域社会といまだに密接に結びついていて、獲物は捕獲者と家族が一緒に食べる。一緒に食事をして酒を飲むという行為が、お互いの結束を強める。

皆で食べるという食文化の原点がここにあるのかもしれない。
一緒に食事をすると仲良くなるという現象は、狩猟後の皆で食べるという行為を疑似体験することで仲良くなっているのかもしれない。

写真は結構生々しい。
これ以上グロテスクだと気持ちが悪くなるという、「寸止め」が効いた写真だ。

イノシシの肉を味噌漬けにして、生で食べるという一文がある。
著者は、出されたものは食べるという掟を自分に課しているため、断らない。
寄生虫の恐怖を感じながら、恐る恐るたべる。
命がけである。特に肉食系男子には強くおススメしたい本である。
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