インフレ率200万パーセントの国 - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

前田 紳詞
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ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年10月07日更新

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インフレ率200万パーセントの国

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知っておきたい世界の出来事
世の中、物価が上昇し大変です。

しかし世界の国々と比較すると、日本の物価上昇レベルは大したことはありません。

日本の消費者物価上昇率は前年比で1.9%まで上がったところです。
米国の消費者物価上昇率は前年比で5%です。
欧州の物価上昇率も3〜4%、中国は7%です。ベトナムは27%を越えています。

世界で一番インフレがひどいのは、アフリカのジンバブエです。
ジンバブエの中央銀行発表のインフレ率は220万%です。闇市場で販売されている商品の一部は7千万%まで値段が跳ね上がっています。

その結果、先日1000億ジンバブエ・ドル札が発行されました。額面は巨額ですが、貨幣価値は実質1米ドル相当です。卵が2〜3個しか買えません。

この原因は、長い間、独裁政権が国民のご機嫌とりのため、間違った金融政策や経済政策をとり続けてきた結果です。

この結果、経済は破綻し政治的にも国民への弾圧が続いているため難民が発生しています。

ジンバブエの隣に南アフリカがあります。ここには大量の難民が流れ込んできていて政情不安を引き起こしています。

5月には難民に対する暴動が発生し、数十人が焼き殺されました。

南アフリカというと 2010年ワールドカップが開催予定です。

南アフリカランド通貨は高金利が有名で日本ではエマージング債券や外貨FX取引の通貨として活用されています。

またアフリカ地域の自動車の生産・輸出拠点としても有名です。

将来の成長性が期待されていますが、その一方ではこういった負の部分も抱えていることを知っておく必要があります。

洞爺湖サミットでは欧州各国はこのジンバブエの人権問題が重要課題として取り上げました。

日本のマスコミではあまり報道されませんでしたが、いろんな意味で、こういう国が今も存在することを知っておいてもらいたいです。