- 宮原 謙治
- 霧島住宅株式会社
- 工務店
対象:住宅設計・構造
理性を失い、野生化した人間が起こす事件が何故こんなに多くあるのででしょうか?
現代化住宅は、『人間も自然の一部である』ということを忘れ、不自然な環境の住宅をつくりました。
人間始め地上動物は、空気中の酸素(約21%)を吸って生存しています。その新鮮な空気を吸うときに精神的にも肉体的にも調子が良いように自然(環境)は、人間をつくったと言われます。
省エネ住宅と言う名の下に、気密性と断熱性を高めた住宅がもてはやされ、挙句の果てには24時間強制の換気扇を付けなければ住んではいけないという住宅が出来てしまいました。
誠に不思議なことです。
このようなどう考えてもおかしい住宅・不自然な住宅・無理のある住宅がそこに住む人に肉体的にも精神的にも悪影響や悪い感化力を及ぼすことは、常識人であれば理解できるはずです。
家づくりには、法律が付きまといます。しかし、その法律は問題が発生するたびに変更され、今まで推進してきたことが、ひっくり返されその被害をこうむるのは善良な国民です。
私は、法律を無視しろと言うのではありませんが、行政のやり方が余りにも短絡的過ぎることを指摘しているのです。
人間が住む住まいは、最も身近で直接肌に触れる中心的生活環境・家庭環境です。その環境づくりは、住宅を単なる建物としてとらえるのではなく、環境として自然の法則に照らしあわせて計画し建築されるべきと考えます。
野生化した人間がこれ以上増えないためにも、正しい住まいの環境のあり方を広く普及させたいと思います。どうぞ、皆さんのご支援をお願いいたします。
謙さんブログ:http://blog.livedoor.jp/kirishimaj/ です。