ゴーストライター - 各種の人材育成 - 専門家プロファイル

下田 令雄成
株式会社シャイニング 代表取締役
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

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ゴーストライター

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人が輝き続ける場の創造 リーダーシップ



この本を読んでいたら。。。
新人の頃、会社の先輩にしていただいたお話を思い出しました。

“経営コンサルタントの仕事は、きみ達の目にはカッコイイ仕事として映っているかも知れない。
でも、関わる多くの人たちの協力があってこそ成り立っている。

演劇に例えれば、役者さんの他にも照明さん、音響さん、大道具さんなど、裏方の人の協力があってこそ、素晴らしい作品ができあがる。

自分の仕事に誇りを持つことは大事だ。だが、さまざまな人がいてこそ、この仕事ができるんだ。
仕事に上も下もない。そこを勘違いするな。常に謙虚な姿勢で。関わる人を尊重し、大切にするんだ。

そうすれば、必ず良い仕事ができ、高い評価が得られ、さらに良い仕事のチャンスが巡ってくるはずだ”


ゴーストライターとは、文章表現が苦手、もしくは文章を書くための時間が確保できない著名人(著者となる人)の代わりに文章を書き、ご本人(ライターさん)の名前が外に出ない仕事です。

不思議なのは、なぜ名前が出ないのか?です。
著者(となる人)がそれを許さないからみたいですね。。

そこには、文章を書く能力が低いことを著者(となる人)が自覚していて、そのことがバレるかも知れないという恐怖心があり、自分を上として位置づけることで承認欲求を満たそうとしているのではないか、そんなことを思いました。

もし、文章を書く能力が高い人であれば、自分で書くだろうから、誰かに書いてもらっていることが伝わると自分の能力が低いとみんなにバレてしまうのではないか?という恐怖心。そして、少しでも自分を上の存在として誇示したい、みんなから認められたいという欲求。


だけど、執筆業をされていない方が、良い文書を書くためには、何度も何度も推敲をして、何度も何度もチェックをしてもらって、それでやっとできあがるのではないかと思います。

であるなら、活躍している人(当然、忙しい人)は、そんな時間なんてないはず!ならば、執筆協力をプロのライターさんにしていただいていたとしても全然おかしくない!

むしろ、文章を書いてくれたライターさんに敬意を表して、名前を掲載していただく方が、著者となるご本人の箔がつくのではないだろうか?そんなことを思いました。

この本は、これから著者となる人が本を出版する際にどう在るべきか『著者としての作法』を考える、良いきっかけになるようにも思いますし、既に著者である人には、素晴らしい本は関わる人たちの協力があってこそできあがるのだ、ということを再認識できると思います。


~人が輝き続ける場の創造~