原因も分からず治療をするという恐怖

徒然日記 2014-05-19 09:17

体を壊す根本というものを知らないと、その人を治療してあげることは出来ません。

最近、いろいろな方のお話しを伺っていると、「病院に行ったけれど原因が分からなかった。」ということが多いようです。

にも関わらず、「薬を出された」「注射を打たれた」というようなことも多いのです。

これって恐ろしいことだと思いませんか？

西洋医療の全てが悪いとは思っていません。

何が恐ろしいかというと、西洋医療信仰です。

それこそ、いもしない神様を盲目のままに信じるようなもので、なんの疑いも無く体を預けているのです。

徐々に、その風潮も変わってきているようですが…。

まだまだ私達の心の中には根強く残っているようです。

体も心も同じです。

・まずは根本の原因を探る。

↓↓↓

・原因を見つける。

↓↓↓

・原因に対してアプローチする。

↓↓↓

・治る。

と、この過程を通るわけですが、根本が何か分からないということが多いようです。

昨日の講座では、その根本のことに関してお話しさせて頂きました。

大切なのは、こういう心の状態の時はこの箇所に現れるとかを学ぶことではないんです。

ハッキリ言って、そんなことはどうでも良いことです。

少し考えてみて下さい。

例えば、肺を病んでいる人がいたとしましょう。

「あなたは心配事が多いから肺を患っているんです。」

と知っていたとしても、

「じゃあ、あなたはそれを治してあげることが出来ますか？」

ということです。

目の前に苦しんでいる人がいて、その原因を知っていたとしても、治してあげることが出来なければ何の意味もありません。

「この症状の時は、ここを施術すれば治るんだよ。」という方がいたとしましょう。

ですが、人間の体というものは千差万別なわけです。

その相手によって変えていく必要があるのに、「この症状はここ！」という思い込みが強いと、そこから外れた相手に対処することも出来ません。

つまり、学べば学ぶほど、余計な知識を付ければ付ける程、迷いが深くなり、根本が分からなくなる…ということです。

体も心もシンプルなのですが、複雑にしてしまっているのは自分自身です。

誰かが言っていたこと、本に書いてあることを鵜呑みにして、知った気になっている…。

そこから抜け出しましょうということを言っているのです。

根本さえ分かれば、枝葉のことも分かるようになります。

余計なことには目もくれず、根本を知るために学ぶ…。

松井式の受講生さん達には、これを分かって頂きたいなぁ…と思います。

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