- 松岡 在丸
- 松岡在丸とハウジング・ワールド
- 東京都
- 建築プロデューサー
対象:住宅設計・構造
伝統的構法。
ツーバイフォー工法。
コンクリート住宅。
レンガ住宅。
ティンバーフレーム工法。
日本の一般的な在来工法。真壁工法・大壁工法で分かれますね。
近代の様々なメーカーが開発している独特の工法もあります。
結局のところ、どの工法が良いのかを理解するには、それらすべてを試してみることです。同じ規模の建物を、それぞれの工法で「建て比べ」するわけですね。
でも、そんなことはできません。様々な工法を試してきた経験を持っているのは、「住宅プロデューサー」ぐらいなものです。ほとんどの企業は、「自社の工法が一番おすすめ」というスタンスです。
では、あなたの家づくりにおいてどの工法を選ぶかは、何によって決めればよいのでしょうか。
まずは「家の使い方」から
家をどのように使うかを考えます。頻繁にホームパーティーをしたいのであれば、大空間が嬉しい。大空間を建てるには、どの工法がリーズナブルなのか?
家の住まい方が決まっていないのに工法を選ぶことはできません。ただ、どの家も同じような「規格住宅」と呼ばれるものの場合は、工法による違いは生活面に表れにくいもの。
設備や仕様の問題ではない
室内が寒いか暑いかは、断熱性能と空調機器によります。昨今では工法には依存しにくいものです(断熱材をメインにした工法というものもありますので、一概には言えません)。
キッチンや収納、家具なども工法に依存しないものですね。「ハイスペックキッチン工法」みたいな名称なら分かりませんが、メジャーな工法の差は、日常生活の仕様に対しては補完的です。
工法の選び方
土地と建物の規模によるものと考えましょう。広い部屋が欲しいなら、それを実現できる工法を。地震の時に地盤や土地の起因する普通以上の被害があるなら、それに対応した工法を。コストメリットを重視するなら、それ相応の工法を。
つまり、工法で住宅メーカーや工務店を選ぶとしても、なぜその工法をメインにしたいと思うのか、その動機づけがはっきりしていないといけないわけです。
さらに詳しい議論については、以下のリンクからご覧ください。
いろんな工法で家づくりしてみて分かる「いい家」 [Housing World Corp.]
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