- Style Reformer 小林俊夫
- Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
- 東京都
- ピラティスインストラクター
こんにちわ
先日、以下の様なご質問を頂いたので
この場でお答えさせて頂こうと想います
「トレーナーとしての専門技能を伸ばす為には、
セッションの本数をたくさんやった方が良いですか?」
さて、皆さんだったらなんて答えますか?
「たくさんやった方が良い」
という方もいらっしゃると想いますし
「いやそんなに多くなくても良いんじゃない?」
という方もいらっしゃると想います
おそらく、どちらのパターンでも
いわゆる「成功」をされていらっしゃる方が
おりますので、一概にどちらが正解で
どちらが間違いということは無いと想います
小林的な回答としては
『個人やステージによって異なり、「量」×「質」が最大になる所』
といった回答になります
一般的に、たくさん「量」を積んだ方が良いと
考えられているかもしれませんが、一概にそうではないと
個人的には考えています
なぜなら、ある一定量を超えると
「量」と「質」は反比例する場合が多いからです
人によって、その一定量が異なる為
何本と書かせて頂くことは出来ませんが
例えば、週1日お休みをとり
1日10本のセッションを行ったとすると
1か月が30日だとすれば
26日×10本で260本ですよね
では、その260本という「量」を
毎回100でやれるかどうか
コレが「質」になる訳ですね
260本×100なら
総量は26,000だとします
しかし、本数が多い事で
セッションの平均の質が50に下がるなら
260×50で
総量は13,000になります
それなら130本×100でも
総量は同じ13,000です
もちろん、こんな簡単な数字で
表せるものではありませんが
自分自身がどれくらいの本数まで
質を保てるかによると想います
また、ご自身の成長という事を
受験勉強を例に考えてみると
問題をたくさん解くことで
たしかに回答パターンを暗記することが出来るし
同じ様な問題が出た時には、過去の回答パターンから
答えを導き出すこともできますので
確かに、たくさん量を解いておいた方が
良いかもしれません
しかし、毎回しっかりと
解けなかった問題を復習し
理解をしておかなければ
過去の回答パターンとは異なる
思考力が試される問題に出逢った時に
回答することが出来ないことが多々あります
そして、人に与えられた時間というのは
皆、平等に24時間です
そうすると、量が多くなりすぎると
毎回、仮説を立てて行ったセッションが、
本当に有益だったのかどうか?
という検証や事前準備が行えなくなります
これはPDCAサイクルで考える
P 計画を立てて
D 実行まではするけれど
その後の検証や改善による実行が
見られないということになります
また、人間も生き物である以上
集中力という問題もありますので
上記の内容と自分がどれくらいまで、集中力を保てるのか?
といった観点から、最大限の「質」が保てる「量」を
導き出していくと良いのではないでしょうか?
これは、人によってかなり差があり
月に200本以上行っても、質や集中力を保てる方も
いらっしゃれば
僕の様に100本も保つことが出来ないから
そんなにたくさんやらない
という方もいると想います
僕の場合は
1日5セッションだとしても
一人のお客様に、前後の着替えやお茶の時間まで
合わせると、だいたい1時間半は必要になります
また、フォローメールなどを作成させて頂くことを考えると
トータル2時間となり、5人のお客様をサポートさせて頂けば
それだけで9~10時間です
それ以外に、事前に色々と調べたりする
準備の時間や、セッション以外の志事
自分自身の楽習時間を考えると
100セッションも行わせて頂くことが出来ないので
僕は現段階ではやりません
上記の様に
どれが良い、どれが悪いということではなく
個人差がかなり大きい為
自分自身の「量」と「質」が最大になる所から
考えてみると良いのではないでしょうか?
もちろん、最高の質が保てる量が多いほど
生み出す価値も、成長も大きくなると想います
まあ、そうなってくると、志事以外の時間との
兼ね合いもありますが・・・・・・
としお