日本人としての矜持を - 地域活性化・町おこし - 専門家プロファイル

井門 隆夫
株式会社井門観光研究所 代表取締役
東京都
マーケティングプランナー

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日本人としての矜持を

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何があってもおかしくない年

4月、米の国から小浜さんがやってきました。来日直前の全面株安により日本経済に一瞬たちこめた暗雲は登場のプロローグだったのでしょうか。いよいよTPP交渉の最終段階。何が起こってもおかしくない「2014年」が始まりました。

思えば、STAP細胞問題も、安倍政権が新成長戦略の柱に据える理研の特定国立研究法人化に影を落とす目的だったとしたら合点がいきます。月面着陸を果たしたアポロ11号も「ねつ造」説が絶えません。何か共通項を感じるのは私だけでしょうか。佐村河内・ニセベートーベン事件が都知事選の結果以上にマスコミにとり上げられ続けたのも、何か理由があってしか思えないほどくだらない騒動でした。

ウクライナでも日本でも小浜さんは強い米の国を演出しなくては今年の中間選挙に勝てません。1994年に惨敗を期したクリントン政権の二の舞だけは避けなくてはいけないからです。

思えば、その1994年中間選挙前年の1993年冬、日本は未曽有の米不足に教われ、タイ米を緊急輸入して凌ぎました。その年は、大噴火したピナツボ火山の影響で記録的な冷夏となり、米が生育しなかったためです。その年には、ガット・ウルグアイラウンドが合意に達し、米の外国からの輸入を認めざるを得なくなりました。まるで米不足が予測されていたかのようです。農家対策費の6兆円でグリーンツーリズムが盛んになったのはよかったですが、20年経ってまた米の交渉が大詰めの年を迎えています。農産品だけではなく、医療保険なども大きな交渉事です。

西之島新島は注視しておきたい

さらに遡ること20年。1974年の中間選挙では共和党が大敗し、その後ニクソンは辞任に追い込まれました。その年、日本では西之島が噴火。噴火が止まった時、伊豆半島沖地震が発生。その後の群発地震につながりました。今年もまだ噴火が続く西之島新島の状況には注視が必要です。

米の国では20年ごとに中間選挙の議席が大きく動くようです。

その結果、たまたま起きているのであろう自然災害とも重なり、いろんなことが起きる年という既視感があります。朝鮮半島での動きも何かありそうにも思えます。マレーシア航空が墜落したのも同国とTPPがうまくいかないタイミングとたまたま重なっただけとは思いますが。

私たちにできること。何が起こっても動じず、振り回されず、日本人としての矜持を保つことかと思います。

(トラベルニュース「井門隆夫のCS宣言」4月25日号より)

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