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自分というものは、思考、感情、信条、信念によって形成された、幻の世界にいます。
今実際に起きている事を、思考、感情、信条、信念という色眼鏡で見て、それを真実だと誤解してしまっているのです。
この思考、感情、信条、信念は通常小さい頃に形成され、この時期は両親との関わりが大部分なのでその影響が大きいのです。
私のカウンんセリングルームで良くあるのですが、両親は優しく問題はなかったといわれる方がいらっしゃいますが、別に苦しい事があったからとは限らないのです。
例えば、両親の期待に答えようと自分を抑えて頑張ってしまったり、兄弟姉妹が多くて自分にもっと愛情を向けて欲しいというのもこれにあたります。
要はその時の自分の視点が、思考、感情、信条、信念を形成し心の奥深くにしっかり刻み込んでしまうのです。
そして、大人になるに従って、何か苦しい、辛い、人間関係が恐いなど色々なことが現れて来ます。
それは、思考、感情、信条、信念によって形成された「~ねばならない」という世界です。
これは何処まで頑張っても、目の前に人参をぶら下げられて全力疾走している馬と同じようなものです。
本当は、あるがままの自分でいいのに認めることができない、こういう自分でなければならない、自分は駄目だと劣等感、あるいは自分が大嫌い、という状態を誤解して作ってしまうのです。
人は誰でもあるがままの自分でOKなのです。
だって人は神様が作ったのだから、完璧でどんな人でもみんな対等なんです。