- 松原 好克
- 日刊美容液新聞 編集長
- 岐阜県
- スキンケアカウンセラー/美容液研究家
スキンケアカウンセラーの松原です。
皮膚は、基本的には皆同じ構造を持っていますが、遺伝・生活習慣・環境によって機能や働きが異なるため、肌質が違います。(特に遺伝的な部分が大きい)
肌質は、加齢やホルモンのバランスなどによって変化しているので、常に良い状態を保つためにも、自分自身の正しい肌質を知り、その肌質に合った適切なケアが、美肌を維持するポイントになります。
右図のように、肌質は4つのタイプにわかれますが、以外とこのバランスを熟知していない人が多いようです。
肌質は、「肌の水分が多いか少ないか」・「油分(皮脂)が多いか少ないか」、この2つの要素で決まるということを覚えておいて下さい。
「混合肌」という言葉がよく使われますが、ここで言う「乾燥脂性肌」の部分に相当するものと思われます。
しかし、ほとんどの人は顔の部位によって水分量も皮脂量も違います。額や鼻、そして鼻の周辺は皮脂が多く、目周りや口周りは少なめです。つまり、「混合肌」はイメージ的な感覚で使用している人が多く、実際には理解できていないのが現状です。
この4つの肌タイプの中で理想なのは、当然「普通肌」です。水分が多く皮脂が少なめでプルプル感がありますが、加齢とともに皮脂の分泌量や水分量が変わってくるため、いつまでも理想の肌を維持することはできません。これは、年齢による肌の機能のため、受け入れる必要があります。
スキンケアで重要なことは、理想の肌を少しでも長く維持できるよう、まずは自分の肌質を理解し、その肌質に見合った美容成分が含まれた化粧品を選ぶこと。
そうすれば、毎日の肌の手入れに悩む必要はなくなります!
次回は、4つの肌タイプとは別に存在する「敏感肌」について解説します。