家具を創造する難しさ・・・

リノベーションから家具創造にシフトして～かれこれ７年。

途中に頼み込まれて２～３件の大掛かりなリノベーションをしながらも・・・
常にライフワークとしている家具を創造させる難しさの日々にチャレンジ！
結果として～満足出来る領域に辿り着くことは１年に１個作れればと痛感しております。
　　そんな中で初めて「Spazio Bianco 36/45」と言う家具が創造されました。

私達の仕事と言うモノは常に多くの方達に支えられている仕事です。
例えて言うならば～家具を一つ作るだけでも、構造検査、木工加工、ＮＣ加工、装飾加工、縫製加工、塗装、組み立て・・・
各工程がベテラン職人とデザイナーの一騎打ちに向き合い勝負する仕事です。
どの工程も疎かに出来ないことは当然ですが、常に目に見えない緊張感とモチベーションが一体になることが求められます。

同じ図面と仕様書があっても！
決してデザイナーが意図する商品が出来上がる訳ではありません？
それは料理と同じように「レシピ」があっても！
作り手により味も微妙に違い差が出ると言う事に似ているかもしれません。

つまり、デザイナーが中心になって指揮をとらなければ・・・
微妙なニュアンス伝わらなく満足いく家具が生み出せない結果に終わります。
その作業がモノつくりに関する創造の難しさであり結果、楽しさが混じり合って始めて満足行く家具の誕生となる訳です。

　　　　　　今回の「Spazio Bianco36/45 」の誕生させるまでには、
　　サンプリングを完成させるまでに半年間と言う時間を費やしました。

　　　　　　写真はサンプリングを作る極一部分の工程風景です。
　　　　　　 NC加工や鏡面塗装のバフ磨き工程・・・etc