宇多田ヒカル母・藤圭子さんの性格タイプは?
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2014-04-05 09:57
去年の夏、自らの人生に、自らの手で幕引きをした藤圭子さん(62歳)。
晩年の孤独といい、痛ましすぎるできごとでした。
一報を聴き、ああ、ついに自らを裁いたんだな、そんな感慨が湧いてきました。
流しの苦労のすえ、18歳でプロデビュー。
演歌の新星と謳われ、1970年代前半に活躍。
艶のあるドスの効いたハスキーボイスで、一世を風靡しました。
その独特な歌声には、一度聴いたら忘れられない存在感がありました。
今や、若い人には、宇多田ヒカルの母親としてのほうが有名かも。
藤圭子さんは、タイプ4、と私たちは推定しています。
タイプ4の特徴は、こちら
エニアグラムが一般にもっと知られていたらなあ、と想うことがよくあります。
藤圭子さんのケースもその一つ。
仮説のように彼女がタイプ4だとしたら、
「自分は変かも?」とか、「なぜ自分だけが周りと異なっているのか?」
という自己疎外感にあんなに苦しまずに済んだのでは?
少なくとも、無用な罪悪感を抱いたり、自分の性格を呪い、執拗に責めつづける人生から解放されたのでは?
と思ってしまいます。
若い頃(19歳)の興味深い肉声があります。
(田原総一朗監督『私は現在を歌う~藤圭子6月の風景』)
「インタビュー嫌い」と周りから言われるわけを訊かれて、
「同じ答えの繰り返しが苦痛」
「心の入らない言葉をしゃべるのって、あたし、嫌いなんだ」
また、芸能界という派手な世界に身をおくことから、性的なゴシップ記事を書かれたり、からかわれたりするのが辛いこと、親のことや子供時代のことなど、スター歌手になったゆえの悩みを素直に語っています。
若者の性の解放が持てはやされる時代の風潮には、
「(性的に)自分は奥手で、潔癖症のほう」と答えています。
やがて彼女を待つことになる数奇な、浮き沈みの激しい人生の影など、外見上のはじけるような肉体美や、屈託のない笑顔からは、想像だにできません。
もう一つは、28歳で引退発表した直後のインタビューです。
(沢木耕太郎著『流星ひとつ』より)
(藤圭子)「自分はコンプレックスのかたまりだって、小さいときから思いつづけていた。何なんだろう、これって」
「あれで、ずいぶんオドオドしてたんだよ」
「いまでも、コンプレックス、たくさんある。あまり強く意識することは少なくなったけど、ああ、自分が、いま、こう反応しているのは、コンプレックスのせいだ、なんて感じることはあるんだ」
(沢木)「性格もあるのかな」
(藤圭子)「そうだね、同じように育っても、お姉ちゃんは、そういうのってないからね」
「芸人って、昔はさ、こう、なんて言うのか…人の世話になって生きていくみたいな…そういうのが…どうしてもあったんだよね。」
「やっぱり恥ずかしかったんだろうね。…人に世話になって生きているっていうのが。きっと、そういうこともあるのかもしれない」
「そうなんだよね。芸人って、やっぱり、恥ずかしいんだよね」
「そうか…あたしには…それが、いつも、いつも、頭の片隅にあったのかもしれない。そうか…そうなのか…」
子供時代、酒乱の父親から、DVを受けていたことを告白。
「きっと、お父さんがいなかったら、あたし、こんなに頑張らなかったと思う。」
売れなくなり、キャバレー回りでの、「人生初のヒステリー発作」を体験。
(今でいうパニック障害と想われる)
「それもこれも、みんな、ワァーッと一時に押し寄せてきちゃったんだよね。すべてが虚しくなって、もう、どうでもいいっていうような気持ちになって…ぼんやり、死のうかな、なんて思うようになりはじめて…」
「どうやって死ぬのがいちばんいいのかとか、夜になると考えるようになったんだ」
「心があると、大変だね」
「業務用には心の取りはずしができなければ、やっていけないんだろうね。」
(沢木)「あなたは、一度、頂きに登ったよね。その頂きには、いったい何があったんだろう?」
(藤圭子)「何もなかった、あたしの頂上には何もなかった」
もちろん、ここにはあらゆる場面で「特別さ」を求めるタイプ4に特有の心理(たとえば自己顕示欲)も働いていると想像できますが、それを差し引いたとしても、この徒労感、虚無感の大きさには、心を強く打つものがあります。
この項つづく。
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