- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
エネルギーがないと使えない物?・・2
当たり前のことや最低限の日常生活・・
何をやるにしても機械でエネルギーを使わないと出来ないっていうのは・・
本来、基本的に間違っているような気がしています。
タブレットが使えなくなったら勉強できない情報が得られないのではない。
タブレットがあれば効率よく勉強できる情報が得られるでなければならない。
タブレットがなくなっても読んで書いて勉強が出来る・・
って思いません?
当たり前に・・
移動するのは歩く・走る。
コミュケーションを取るには話す・聞く。
知識を得るには読む・書く。
何でもまず自分自身で出来なければいけない。
建物も同じです。
まず何もなくても・・
そこに建っていて何があっても倒れない。
ある程度の安全や環境が得られる。
すぐに壊れたり痛んだりしない。
最低限の生活が出来て住むことが出来る。
エネルギーを使わなくても・・
機械にに頼らなくても・・
昔の電話は電気などなくてもかけることも受けることも出来ました。
昔の暖房器具はマッチで火をつけ使うことが出来ました。
人と人とのコミュニケーションって今はオンライン会議にLINE、顔色一つわかりません。
今のキッチンは電気がないと火がつきません。
今の便器は電気がないと流せません。
今の高気密住宅は電気がないと換気扇が止まって室内で窒息します。
今の高気密高断熱住宅は電気がないと壁内換気扇が止まって壁内が腐ってきます。
今のマンションは電気がないと水道が使えません、昔は高架水槽タンクにある分は最低限使うことが出来まし
た。
今のスマートハウスは電気を作りますが電気が止まって発電も止まるとそもそものコンピュータが動きませんから、何もかもが動きません。
今の室内自動ドアなんて電気がないと開けることも出来ず震災が来れば中に閉じ込められ出られません。
否定しているのではないのです。
それら機械機器はあくまでも便利な道具であって補助と考えるべきで・・
本来はエネルギーがなくてもなくなっても根本的な所では使えなければいけない。
のではないでしょうか?
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